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金の急落で市場が転換期──リスク資産への資金移動が加速か

金、1日で5%以上急落──5年ぶりの大幅下落

金の現物価格が火曜日に5.3%以上下落し4,125ドルとなった。
前日に史上最高値4,356ドルを記録した直後の急落で、2020年以来の最大下落幅となった。
金先物は6%安の4,105ドル付近に下落し、銀も一時8%以上値を下げた。

金とビットコインの勢力図に変化

過去2カ月間、金はビットコイン(BTC)を大きくアウトパフォームしてきた。
しかし、ここに来て潮目が反転している。
ビットコインは前日の10.8万ドル台から11.3万ドル台まで回復し、金の下落と対照的な動きを見せた。

「これは積極的なキャッチアップトレードの初期段階だ。ファンドマネージャーは年末に向けてリスク資産に回帰し始めている」──ホライゾン社 成長責任者 ジョー・コンソルティ氏

資金移動がBTC価格に与える影響

ビットワイズのレポートでは、金の市場規模(約17兆ドル)からわずか3〜4%の資金移動でもビットコイン価格が2倍になると試算。
2%の移動でもBTCが16万ドルに達する可能性があると分析している。

下落要因と市場心理
  • 米中貿易摩擦の緩和によるリスクオン転換
  • 米ドル上昇と過熱感を示すテクニカル指標
  • 金・銀価格の急上昇に伴う利益確定売り

市場関係者の見解

トレードネーションのアナリスト、デビッド・モリソン氏は「4,000ドル付近が最初の主要サポートラインになる」と指摘。
一方、セブンズレポートのトム・エッセイ氏は「これは一時的な調整局面」と見ており、インフレや地政学的懸念が依然として金の支援要因と述べた。

ウォール街の見通し

主要金融機関の見方は依然として強気だ。

  • バンク・オブ・アメリカ:2026年半ばまでに1オンス6,000ドルを予測
  • ゴールドマン・サックス:来年末までに4,900ドル見込み
  • JPモルガン:2029年までに6,000ドル到達の可能性

出典

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