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ロバート・キヨサキ氏が警鐘「ETFは紙のビットコイン」

「現物保有」と「紙の資産」の違いに警告

『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者で知られるロバート・キヨサキ氏が、ETF(上場投資信託)による資産保有のリスクに対して警鐘を鳴らしています。

キヨサキ氏は、ETFの利便性を認めつつも、「ETFは護身用の銃の“写真”を持っているようなもの」と表現し、本物の金や銀、ビットコイン(BTC)を直接保有すべきタイミングがあると主張しました。

「紙の請求権」のリスクと取り付け騒ぎの懸念

この発言の背景には、金融機関が実際に資産を保有せずに紙の請求権だけを発行する構造への根強い不信感があります。

こうした信頼構造が一度崩れると、噂や金融ショックをきっかけに「取り付け騒ぎ」が発生し、機関の支払い能力を超えた引き出しが連鎖する恐れもあると指摘しました。

また、キヨサキ氏は過去にも「偽のお金(法定通貨)」から、金・銀・BTCといった実物資産への移行を推奨しており、今回の発言はその延長線上にあると見られます。

ETF側からは反論も

この懸念に対し、ブルームバーグのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏はCointelegraphの取材で「ETFは実際のビットコインに1対1で裏付けられている」と説明し、誤解を否定。

ETFは資産保管機関(カストディアン)との分離管理が法的に義務付けられており、透明性と安全性が高いと強調しました。

さらに、自己保管が前提となる現物保有には、物理的な盗難リスクや暴力的な犯行(レンチアタック)の危険もあるとして、ETFの方が安全な選択肢になるケースもあると述べています。

参考資料: Cointelegraph|ロバート・キヨサキ氏 ETFは「紙のビットコイン」と警鐘
記事作成日: 2025年7月26日

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