
Bitwiseのマット・ホーガン氏は、2025年のゴールド高騰はビットコインにとって強気材料と分析した。
暗号資産運用企業Bitwise(ビットワイズ)の最高投資責任者マット・ホーガン氏は21日、ゴールド価格の上昇はビットコイン(BTC)にとってプラス要因になるとの見解を示した。ゴールドの急騰がビットコイン市場の将来を示唆しているとし、忍耐強く「次の上昇」を待つよう呼びかけた。
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ゴールドの上昇要因とBTCの遅れ
ホーガン氏は、ゴールドが2025年に57%上昇した一方で、ビットコインは横ばいで推移していると指摘。価格差の背景には「中央銀行による金の大量購入」があるとし、ゴールド高騰は各国中銀の資産防衛戦略に基づくものだと説明した。
一方、ビットコインは中銀による購入対象にはなっておらず、代わりにETFや企業の需要が支えていると述べた。
ETF・企業需要と売り圧力
2024年の米国でのビットコイン現物ETFローンチ以降、ビットコインは135%上昇したが、ホーガン氏は「まだ本格的な上昇には至っていない」と分析。ETFや企業が供給量を超えるペースで購入しているにも関わらず、価格が停滞している理由を「売り圧力」に求めた。
同氏はゴールド市場を例に挙げ、中央銀行が買い始めてから高騰まで数年のタイムラグがあったと指摘。その間、短期投資家による利益確定売りが続いていたという。ビットコインも同様に、短期売り圧力が収束すれば大幅上昇の可能性があると述べた。
「ゴールド2025」シナリオをBTCに投影
ホーガン氏は「ある時点で売りが収まり、ビットコインはゴールドと同様に急騰する」と予測。ETFと企業需要が継続する限り、BTCは2025年のゴールドのような軌道を描く可能性があるとしている。








