ビットコイン信頼度、日本は世界最下位|経済不安が影響か
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調査結果の概要
コーネル大学ビットコインクラブが世界25カ国を対象に実施した調査によれば、ビットコイン(BTC)の信頼度は平均4.67点(10点満点)だった。
国別の差は大きく、ナイジェリアが最高評価を示した一方、日本は世界最下位となった。
経済状況と信頼度の相関
調査結果は、ビットコインへの信頼度が各国の経済状況や制度への信頼度と密接に関連していることを示した。
政府への信頼が低い国や経済的不安が大きい国では、代替資産としてビットコインに関心が集まる傾向が見られた。
金融ストレスとの関係
さらに調査では「自分の経済状況が人生を支配している」との回答を指標とする金融ストレスと、ビットコインの所有率・信頼度との間に相関が確認された。
トルコ、インド、ケニアなどでは金融ストレスが高く、同時にビットコインの採用率と信頼度も高かった。
一方、日本、メキシコ、イタリアでは両方の指標が低い水準に留まった。
リスク認識と実用性への理解
ビットコインのリスク認識については、金や不動産より高いと見なす意見が多数を占めた。
ただし一部では株式など既存の金融資産と同程度と評価する声もあった。
一方、詐欺防止やプライバシー保護といった利点に関しては「よく分からない」という中立的な回答が多く、実用性への理解が十分に浸透していない現状が浮き彫りになった。
参考資料: Crypto Times
記事作成日: 2025年9月4日