
トランプ米大統領が、バイナンス創業者チャンポン・ジャオ(CZ)氏に対する恩赦を正式承認した。
米ウォール・ストリート・ジャーナルによると、トランプ米大統領は10月22日、バイナンス創業者チャンポン・ジャオ氏(CZ)に対する恩赦を承認した。恩赦文書への署名は水曜日に行われたとされる。
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恩赦の詳細と背景
ホワイトハウス公式サイトや連邦官報での正式発表はまだ行われていないが、バイナンスはこの報道を認め、公式声明を発表した。声明では「CZ氏の恩赦は素晴らしいニュースだ。トランプ大統領のリーダーシップと、米国を暗号資産の中心地とする取り組みに感謝したい」と述べている。
ジャオ氏は2023年11月にマネーロンダリング防止体制の不備で有罪判決を受け、CEO職を辞任。2024年4月に禁錮4か月の刑を言い渡され、同年9月に釈放されていた。
復帰への道と業界への影響
今回の恩赦により、ジャオ氏は再びバイナンスの経営陣に復帰する可能性がある。司法取引による制限下では不可能だったが、恩赦によって法的障壁が取り除かれる見通しだ。
数週間前から恩赦観測は高まっており、CZ氏がSNSプロフィールから「ex-@binance」の肩書きを削除したことで憶測が広がっていた。トランプ政権下での仮想通貨業界関係者への恩赦は、これが初めてではない。
トランプ大統領はこれまでにも、ビットメックス創業者アーサー・ヘイズ氏やシルクロード創設者ロス・ウルブリヒト氏らへの恩赦を実施しており、今回もその流れを継ぐものと見られている。








