ポケモンカードなどのトークン化資産が次のビッグトレンドとなる可能性=バイナンス
トレーディングカード市場にブロックチェーンの波
大手暗号資産取引所バイナンスは9月30日、ポケモンカードをはじめとするトークン化資産が次のビッグトレンドになり得るとするブログ記事を発表しました。
CoinGeckoのデータによれば、2025年8月時点でトークン化ポケモンカードの取引量は1億2,450万ドル(約183億円)に達しており、今年1月から約5.5倍に拡大しています。
目次
トークン化の仕組みとメリット
バイナンスによれば、トークン化ポケモンカードは実際のカードを金庫で保管し、その所有権をNFT(非代替トークン)として発行する仕組みです。
コレクターはNFTを通じてグローバルにカードを取引でき、NFTをバーンすれば実物カードと引き換えることも可能です。
この仕組みにより、真贋判定リスクの低下や地理的制約のない24時間取引が実現。さらにガチャポン方式のランダム引きや即時買い戻し機能も導入され、人気を集めています。
急成長するマーケットプレイス
8月の主要4つのマーケットプレイスの売上は以下の通りです:
- Courtyard:7,840万ドル
- Collector Crypt:4,400万ドル
- Phygitals:200万ドル(前月比+245%)
特にCollector Cryptは独自トークンCARDSをローンチし、短期間で一時10倍に高騰。現在は0.28ドル付近で推移しています。
同社は年間3,800万ドル(約56億円)の収益見込みを持ち、その一部をCARDS買い戻しに充てる戦略を掲げています。
- バイナンスがトークン化資産を次のトレンドと発表
- トークン化ポケモンカードの取引量は8月に183億円到達
- Courtyard・Collector Cryptなどマーケットプレイスが急成長
- 物理カード裏付け+NFT所有権で真贋問題を解決
今後の展望
現在、CourtyardやPhygitalsは独自トークンを未発行であり、今後のエアドロップ期待も高まっています。
バイナンスは、トークン化資産がコレクター市場の革新となり、将来的には大規模な投資対象となる可能性を示唆しています。