XRP、DOGE、SOLが反落──ビットコインETFには27億ドルの資金が流入
ETFへの強い資金流入が続く一方でアルトコインは調整局面に
主要アルトコインのXRP、ドージコイン(DOGE)、ソラナ(SOL)が反落する一方、ビットコイン現物ETFには引き続き大規模な資金が流入しています。
アナリストは「短期的な利益確定売りで一服しているが、BTCは依然として強気トレンドを維持」との見方を示しました。
目次
アルトコインが軒並み下落
ビットコイン(BTC)は夜間取引で一時12万ドルまで下落し、仮想通貨市場全体が一時的に調整。
イーサリアム(ETH)は過去24時間で2.4%下落し、過去1週間の上昇分を消失。
SOL、XRP、DOGE、ADAは最大3%の下落となり、短期的な調整局面を迎えています。
ETF資金流入がBTCを下支え
米国のビットコイン現物ETFには、今週だけで27億2000万ドル(約4080億円)の資金流入が確認されました。
トレーダーの間では、ビットコインがゴールド(金)と並ぶデジタルヘッジ資産としての地位を固めつつあるとの認識が広がっています。
同時期にゴールド価格も1オンスあたり4000ドルを突破しています。
市場心理は冷静さを維持
FxProのアレックス・クプツィケビッチ氏は「BTCは10万7000〜11万5000ドルレンジ内で調整を続ける可能性が高い」と分析。
CryptoQuantも「売り圧力は急速に緩和しており、過熱感はない」と指摘しています。
プライバシー資産の人気再燃
市場では、ジーキャッシュ(ZEC)やモネロ(XMR)など、プライバシー重視の銘柄が急伸。
ZECは1週間で約80%上昇、夏以降では400%以上の上昇率を記録しています。
これは、プライバシー技術への需要回復と、イーサリアム財団による研究支援発表が追い風となっています。
- BTC現物ETFに27億ドルの資金流入
- XRP、DOGE、SOLなど主要アルトコインが反落
- ビットコインはデジタルヘッジとしての地位を強化
- ZECやXMRなどプライバシー資産が再び注目
今後の見通し
FRBの10月29日政策金利決定を控え、短期的な調整局面が続く見込みですが、
ETF流入が持続すれば12万5000ドル突破の可能性も。
市場は引き続き、マクロ経済指標とETF動向を注視しています。