ビットコイン急騰、11万4000ドル超え──「上昇の10月」入りで市場は強気ムード
BTCが再び反転上昇
ビットコイン(BTC)は9月29日に約4%上昇し11万4000ドルを突破。先週末の急落から反転を果たしました。
機関投資家が11万ドル水準を下支えする中、歴史的に好調とされる「上昇の10月(Uptober)」への期待が高まっています。
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歴史的に強い10月と11月
LMAXグループのジョエル・クルーガー氏によれば、2013年以降ビットコインは10月に平均22%、11月に46%のリターンを記録しており、季節性の追い風が意識されています。
「今年は普及と規制の進展も重なり、年末までに過去最高値更新の舞台が整った可能性がある」と述べています。
マクロ経済要因と不確実性
今回の急騰は、欧米の低金利環境に加え、株式や金の史上最高値更新と連動した動きと見られます。
ただし、3日の米雇用統計や政府閉鎖リスクを前に、市場の不透明感は残っています。
ウィンセント社のポール・ハワード氏は「10万ドルを買い逃した投資家が11万ドルを支えている」と指摘しつつ、依然として下落リスクは健在と警告しました。
暗号資産関連株も反発
ビットコインに連動する形で、暗号資産関連株も大幅反発しました。
- コインベース:+5.7%
- サークル:+7.7%
- マイナー各社(IREN、Cipher Mining、MARA Holdingsなど):+4~8%
金は1.2%上昇して1オンス3850ドルを突破し、ナスダックも0.8%上昇しました。
チェックポイント
- BTCは11万4000ドルを回復、先週の下落から反発
- 歴史的に「10月+22%」「11月+46%」の強気シーズン
- 米雇用統計と政府閉鎖リスクで不確実性は残る
- 暗号資産関連株や金も連動して上昇