XRPクジラが大量売却? 価格は一時2.8ドル割れ さらなる調整リスクも
5000万ドル規模の売却が市場を圧迫
XRP(XRP)の価格が一時2.8ドルを割り込む下落を記録しました。
複数のデータ分析によれば、大口投資家(いわゆる「クジラ」)による売却が進み、市場に強い売り圧力がかかっていると見られます。
目次
クジラフローが示す売り圧力
CryptoQuantのアナリスト、マールトゥン氏によると、30日移動平均ベースで1日あたり5000万ドル相当のXRPがクジラウォレットから流出しており、「売り圧力は依然として強い」とコメントしました。
この動きは、中央集権型取引所へのXRP流入増加とも一致しており、短期的な下押し要因とされています。
下降トライアングル下抜けのリスク
著名トレーダーのピーター・ブラント氏は、XRPが下降トライアングルのサポート(2.75ドル)を割り込めば、さらなる下落余地があると指摘。
テクニカル上の下落目標値は2.2ドル(約22%下落)と算出されています。
ETF承認への期待も残る
一方で、市場ではXRP ETF承認の可能性も注目されています。
SECが10月18日までに承認判断を下す可能性があり、実現すれば機関投資家の参入や市場の正統化が進むとの見方も出ています。
チェックポイント
- クジラの売却額は1日5000万ドル規模
- XRP価格は一時2.8ドル割れ、短期的な下落圧力
- 下降トライアングル下抜けで2.2ドルの可能性
- XRP ETF承認への期待が支えとなるか
市場心理の分岐点
市場心理は2025年4月の関税ショック時以来の低水準にあり、
トレーダーの間では「2.75ドルを守れるか」が焦点となっています。
ETF承認への期待と、クジラ売却の現実——XRP市場は分岐点を迎えています。