XRP、20%急騰し過去最高値を更新──長期的には10ドルが目標として浮上
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6年ぶりの高値、強気トレンドが鮮明に
エックス・アール・ピー(XRP)は、7月18日に3.61ドルまで急騰し、過去24時間で20%以上の上昇を記録しました。これは6年以上ぶりの高値となり、取引高の急増とともに、機関投資家やブレイクアウトトレーダーの参入が背景にあると分析されています。
特に協定世界時(UTC)の5時、8時、21時のブレイクアウトタイムにおいて、2億XRPを超える出来高が観測され、主要な抵抗線である3.52〜3.53ドルを突破しました。こうした動きは、数週間にわたる3ドル付近での蓄積の後に発生しており、明確な上昇トレンドの開始と見られています。
短期調整の可能性と中長期シナリオ
Bitget Researchのチーフアナリストであるライアン・リー氏は、短期的には2.65〜3.00ドルが上値目標となる一方、2.00〜2.17ドルが下値サポートになると予測しています。また、中長期的には、リップル社の決済ソリューション普及を追い風に、2030年までに4.20〜10ドルのターゲットも視野に入ると述べました。
ただし、相場には一時的な調整の可能性も残されています。相対力指数(RSI)は中立、MACDは弱気傾向を示しており、2.50ドルの攻防が今後の動向を左右する重要な水準になるとしています。
建玉と資金流入が強気を裏付け
XRPのデリバティブ建玉は、2021年以来初めて100億ドル(約1.5兆円)を突破し、主要取引所におけるファンディングレートもプラスに転じました。これは、積極的なロングポジションと投資家の期待感を反映しています。
過去30日間で70%近く上昇したXRPは、主要トークンの中でもっとも力強いパフォーマンスを見せており、市場では「この上昇はまだ始まったばかり」との見方も強まっています。
参考資料: CoinDesk JAPAN|XRP、20%急騰し過去最高値を更新──長期的には10ドルが目標として浮上
記事作成日: 2025年7月18日