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金価格の上昇を支える大きな要因、ビットコインにも追い風となる可能性

金価格が4月以来の最高水準に

金価格は、米財務省短期証券イールドカーブのスティープ化に牽引され、4月以来の最高水準に急騰している。
この変化は、短期金利の一段と速い低下を特徴とし、利回りを生まない資産である金やビットコインに有利に働く。

イールドカーブの動きと金の優位性

過去10日間で金価格は5%以上上昇し、1オンスあたり3480ドルに達し、史上最高値に近づいた。
10年物と2年物の利回り差は61ベーシスポイントに拡大し、2022年1月以来の水準となった。
2年物国債利回りは8月に33ベーシスポイント下落し3.62%となった一方、10年物利回りは4.23%で下落幅は限定的だった。

専門家の見解

Saxo Bankのコモディティ戦略責任者であるオーレ・ハンセン氏は、フロントエンド利回りの低下が金にとって好材料であり、資産マネージャーにとって金配分を増やす要因になると指摘した。
また、2022年から2024年にかけて金ETFの保有量は800トン減少していたが、利回り低下により再び需要が高まる可能性があると述べた。

ビットコインとの関連性

ビットコインは金と同様に利回りを生まない資産であり、希少性と需要によって価値が決まる
そのため、2年物国債利回りの低下はビットコインにとっても強気要因とされる。
長期利回りのレジリエンスも、根強いインフレ懸念や政策への不安から、金とビットコインを支える要素になっている。

株式市場への影響

Advisor Perspectivesの分析によると、歴史的にブル・スティープニング期間中は金や金採掘株が高パフォーマンスを示す一方、株式は低調となる傾向がある。
ビットコインはナズダックと連動することが多いが、金のような性質も併せ持つため、投資先として特異な位置づけにある。

今回のポイント
  • 金価格は5%以上上昇し、1オンス3480ドルに到達
  • 2年物国債利回り低下が金とビットコインに追い風
  • ブル・スティープニングは株式にとって弱気要因
  • ビットコインは金と株の両面を持つユニークな資産

参考資料: CoinDesk Japan
記事作成日: 2025年9月2日

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