
- Triaが解決する暗号資産の3つの課題
- 決済・運用・トレードの統合機能
- BestPath AVSの技術的優位性
- 開発チームと投資家の実績
- Revolutから見る成長ポテンシャル
- 暗号資産の複雑な操作に悩んでいる方
- 取引所に資産を預けたくない方
- 日常生活で暗号資産を使いたい方
目次
Tria(トリア)とは?
Tria(トリア)は、自己保管型(セルフカストディアル)Web3ネオバンクとして、暗号資産の「支払い・取引・運用」を1つのプラットフォームで扱える体験を提供するサービスです。
2025年10月に1,200万ドルの資金調達を発表し、P2 Ventures、Aptos、Polygon、Ethereum Foundation、Wintermuteなどの関係者が参加しています。
出典: Yahoo Finance
- サービス名:Tria(トリア)
- 運営会社:Threely Dimensions Inc.
- サービス種別:自己保管型Web3ネオバンク
- 主要機能:カード決済、取引、利回り獲得(Earn)
- 対応トークン(カードTop up):1,000種類以上
- 対応トークン(トレード):20,000種類以上
- 利用可能地域:150カ国以上
- ユーザー数(トレード機能):500,000+
- カード決済額(β期間6ヶ月):$60M+
- BestPath取引総額(β期間6ヶ月):$130M+
- 先物取引高(ローンチから1.5ヶ月):$500M+
- 資金調達:$12M(2025年10月発表)
Triaカードの種類
Triaカードは3種類展開されており、年会費・キャッシュバック率が異なります。利用スタイルや目的に応じて選ぶことができます。いずれもVISA加盟店で利用可能で、Tria側の手数料は無料です。



- Platinum(プラチナ):年会費 $20* / キャッシュバック 1.5%
- Signature(シグネチャー):年会費 $90* / キャッシュバック 4.5%
- Premium(プレミアム):年会費 $225* / キャッシュバック 6%
全カード共通:Tria側手数料無料 / Earn機能アクセスあり / VACラウンジアクセスあり(有料)/ ATM引き出し可
*割引適用中。2年目以降の年会費は正規料金になる可能性があります。
- Monthly Fee(月額費用):0%
- Foreign Exchange(為替手数料):上限 3%
- International Transactions(国際送金):上限 1%
- USDC Settlement/Deposit(決済 / 入金):上限 1%
- ATM Fee(Balance Inquiry=残高照会):上限 $2
- ATM Fee(Decline=拒否):上限 $2
- ATM Fee(Withdraw=出金):上限 $2 + 3%
- 公式HP:https://tria.so/
- X:https://x.com/useTria
- Whitepaper:https://docs.tria.so/
- Membership(特典・年会費表示):https://app.tria.so/membership
Triaが解決する暗号資産の3つの課題
暗号資産は革新的な技術ですが、実際に日常生活で使うには多くのハードルがあります。Triaはこれらの課題を解決するために設計されました。
課題1:複雑すぎる操作
- シードフレーズ・ガス代・チェーン切り替えが必要
- ウォレット設定時に60%の人が離脱
- ウォレット、取引所、カードがバラバラ
- MPC(マルチパーティ計算)により秘密鍵を複数に分割して保護する設計
- アカウント抽象化を活用し、Web2に近いUXでアクセスできる設計
- ガスレス取引を含む体験を志向
- シードフレーズ管理の負担を抑えるためのリカバリ導線を統合
課題2:資産を預ける不安
- 取引所に資産を預ける必要がある
- ハッキングリスク
- 取引所の破綻リスク(FTX事件など)
- ノンカストディアル構造により、ユーザーが資産を直接保有する設計
- 資産管理の主導権をユーザー側に置く思想
- 取引所の信用リスクに依存しない運用を目指す
課題3:日常生活で使えない
- 暗号資産決済の対応をしている店舗が少ない
- ブリッジ・スワップ・出金など操作が多く、日常利用は非現実的
- ガス代がユーザーを遠ざける
- カード決済(150+カ国・1億3,000万超の加盟店)
- ブリッジ・スワップ操作を自動化する思想
- 手数料体系が開示されている(FX:Up to 3%/International Transactions:Up to 1%/USDC Settlement/Deposit:Up to 1%)
セルフカストディの思想を維持しつつ、Web2に近い使いやすさを目指す点が、Triaの設計思想の中核です。
TriaPay:3つの主要機能
TriaPayは、決済・運用・トレードの3機能すべてリリース済みの、Web3金融インフラです。ノンカストディアル構造とKYC導線を組み合わせ、グローバルユーザーに直感的な金融体験を提供することを掲げています。
決済機能(リリース済み)
- Powered by VISA(Visa Touchでそのまま支払い可能)
- Apple Pay / Google Pay 対応
- 130カ国以上・1億3,000万超の加盟店で利用可能
- 1日あたりの利用限度:$1,000,000
- 全ての支払い・取引で最大6%キャッシュバック
- 100カ国以上でのラウンジアクセス
- ATMでの引き出し可能
- ノンカストディアル構造・最小限のKYC
出典: Tria Membership / Card Terms
運用機能・Earn(リリース済み)
エンタープライズレベルの安全基準で設計されたステーキングシステムです。
- ステーブルコインで年利最大15%
- AIがリスクと収益を自動で最適化
- ETH・BTCに加え、10以上の資産をステーク可能
- 即時入出金に対応
- 一流DeFiエコシステムと連携し、最高水準の利回りを提供
- カードを発行することで、高いAPYにアクセス可能
出典: Tria Membership
| 資産 | 最大APY | ベース | TRIAブースト内訳 |
|---|---|---|---|
| wBTC on ETH 全カード | 最大 7% | 3% | バーチャル +0.5% シグネチャー +1% プレミアム +2% Triaバッジ 最大+2% |
| USDC on ETH 全カード | 最大 12% | 8% | バーチャル +0.5% シグネチャー +1% プレミアム +2% Triaバッジ 最大+2% |
| AUSD on MONAD Sig・Premium限定 | 最大 16% | 12% | プレミアム +2% Triaバッジ 最大+2% |
トレード機能(リリース済み)
中央集権取引所に匹敵する操作感をオンチェーンで実現しています。
- 20,000種以上のトークンに対応
- 現物 & 永久先物(パーペチュアル)に対応
- AIによるポートフォリオ分析
- ワンクリックでブリッジ&スワップが可能
- ガストークン不要・ネットワーク切替対応が不要
- 全チェーン・全トークン間で5秒以内の高速送金を実現
出典: Tria公式サイト / BestPath AVS
対応ネットワーク
β版ローンチ後の実績
Triaはプライベートベータ期間(約6ヶ月)において、決済・トレードの両機能で急速な成長を記録しました。下記のグラフは、暗号資産カード業界全体の月次取引量推移と、2026年3月時点での各社シェアを示しています。Triaは参入間もないながらも業界内での存在感を確立しています。


1.5ヶ月時点
(6ヶ月間)
BestPath AVS:技術的優位性
Triaの中核技術として掲示されているのが、BestPath AVS(Actively Validated Service)です。BestPathは、暗号資産取引の「Googleマップ」として機能し、常に最速・最安のルートを提示します。
- チェーン抽象化:ユーザーがブリッジやガストークンを意識しにくい体験を志向
- インテント市場:「Pathfinders」と呼ばれる相互運用性アクターが競争し手数料を得る構造
- 検証可能な計算:AVSとしての検証・保証を前提にした設計
- 多様なブロックチェーンを、すべてのVMで横断的に扱える初のインフラ
- Ethereum Foundationと連携し継続的に機能強化
バンキング2.0:完全な自己管理
- 銀行がお客様の資産を預かることはありません
- Triaもお客様の資産を預かることはありません
- 政府がみなさんの資産を押さえることもありません
資産のコントロールができるのは、皆さんご自身ただ一人だけです。Triaが掲げる「バンキング2.0」は、セルフカストディ型インフラを前提にした設計思想です。
生活動線 × インセンティブ
- 消費する:決済(Triaカード)
- 移動する:Triaホテル・フライト(近日公開)
- 増やす:Earn・Perp(パーペチュアル)
衣・食・住の生活動線に入り込み、日常の金融行動すべてをTriaで完結させる設計思想を掲げています。
開発チームと支援者
開発チームの実績
- Polygon、Binance、Litecoin、ETHGlobal、OpenSea
- BlackRock、Qualcomm、Intel、NETHERMIND
- University of Pennsylvania、INSEAD、IIT Bombay、IIM Bengaluru
主な投資家・支援者
総額:$12M(2025年10月に発表)
P2 Ventures、Aptos、Polygon、Ethereum Foundation、Wintermuteなどの関係者が参加。
出典: Yahoo Finance
競合との比較
- ノンカストディアル型(自己管理型):資産を自分で管理できる設計思想
- カード決済とWeb3機能の統合
- トレード・スワップ機能を同一UIで提供
- 利回り獲得機能(Earn)を統合
- 月次カード取引量(2026年3月時点):$12.1M
カードの手数料は、FX:Up to 3%/International Transactions:Up to 1%/USDC Settlement/Deposit:Up to 1% として開示されています。
なぜ今Triaなのか?
- ワンクリック操作を目指したUX設計
- ガストークンを意識させない設計
- ブリッジ操作を自動化する思想
- シードフレーズ管理の負担軽減
Revolutから見る成長モデル
Triaは、Web3時代の「Revolut(レボリュート)」のような存在を目指す構想を掲示しています。
Revolutの成長実績
- 2016年、433人の投資家から出資を受け、平均投資額は2,500ドル
- その後、ユーザー数は3,500万人以上に到達
- 2024年時点での企業評価額は450億ドル
Triaは、Web3領域における“ネオバンク”としてのポジション構築を進めています。セルフカストディ型 × 統合型Web3金融インフラというビジョンは、中央集権に依存しない設計思想と、ユーザー体験の簡素化を両立する方向性です。
まとめ
- 決済・トレード・運用の3機能すべてリリース済み
- カード決済額 $60M+、先物取引高 $500M+(1.5ヶ月)などβ期間で急速な実績を積み上げ
- Earn APYは最大16%(AUSD on MONAD)、USDC最大12%、wBTC最大7%
- 対応ネットワークにMonadを新規追加、20,000種以上のトークンに対応
- カードの費用・手数料は公式ドキュメントで開示(年会費・FX・国際取引など)
- 「ホテル・フライト予約」機能は近日公開予定
次のステップとして、実際の登録方法や使い方を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
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