Tria|概要

本記事では、自己保管型Web3ネオバンク「Tria(トリア)」の概要、特徴、そしてなぜ次世代の金融インフラとして注目されているのかを解説します。
<この記事でわかること>
  1. Triaが解決する暗号資産の3つの課題
  2. 決済・運用・トレードの統合機能
  3. BestPath AVSの技術的優位性
  4. 開発チームと投資家の実績
  5. Revolutから見る成長ポテンシャル

 

<オススメの方>
  1. 暗号資産の複雑な操作に悩んでいる方
  2. 取引所に資産を預けたくない方
  3. 日常生活で暗号資産を使いたい方

 

Tria(トリア)とは?

Tria(トリア)は、自己保管型(セルフカストディアル)Web3ネオバンクとして、暗号資産の「支払い・取引・運用」を1つのプラットフォームで扱える体験を提供するサービスです。

2025年10月に1,200万ドルの資金調達を発表し、P2 Ventures、Aptos、Polygon、Ethereum Foundation、Wintermuteなどの関係者が参加しています。

出典: Yahoo Finance

 

Triaの基本情報
  • サービス名:Tria(トリア)
  • 運営会社:Threely Dimensions Inc.
  • サービス種別:自己保管型Web3ネオバンク
  • 主要機能:カード決済、取引、利回り獲得(Earn)
  • 対応トークン(カードTop up):1,000種類以上
  • 対応トークン(トレード):20,000種類以上
  • 利用可能地域:150カ国以上
  • ユーザー数(トレード機能):500,000+
  • カード決済額(β期間6ヶ月):$60M+
  • BestPath取引総額(β期間6ヶ月):$130M+
  • 先物取引高(ローンチから1.5ヶ月):$500M+
  • 資金調達:$12M(2025年10月発表)
旧情報:基本情報(2025年時点)
  • ユーザー数:200,000+ Users
  • 累計取引量:$100 Mn+ in Transactions

 

Triaカードの種類

Triaカードは3種類展開されており、年会費・キャッシュバック率が異なります。利用スタイルや目的に応じて選ぶことができます。いずれもVISA加盟店で利用可能で、Tria側の手数料は無料です。

Tria Platinumカード

Platinum

Tria Signatureカード

Signature

Tria Premiumカード

Premium
Triaカードの種類と費用(2026年最新・割引適用中)
  • Platinum(プラチナ):年会費 $20* / キャッシュバック 1.5%
  • Signature(シグネチャー):年会費 $90* / キャッシュバック 4.5%
  • Premium(プレミアム):年会費 $225* / キャッシュバック 6%

全カード共通:Tria側手数料無料 / Earn機能アクセスあり / VACラウンジアクセスあり(有料)/ ATM引き出し可

注意

*割引適用中。2年目以降の年会費は正規料金になる可能性があります。

旧情報:カード費用(2025年時点)
  • Card Issue(カード発行手数料):Virtual $25 / Plastic $109 / Metal $250
  • Annual Fee(年間費):Virtual $25 / Plastic $109 / Metal $250

 

Triaカードの手数料(公式開示)
  • Monthly Fee(月額費用):0%
  • Foreign Exchange(為替手数料):上限 3%
  • International Transactions(国際送金):上限 1%
  • USDC Settlement/Deposit(決済 / 入金):上限 1%
  • ATM Fee(Balance Inquiry=残高照会):上限 $2
  • ATM Fee(Decline=拒否):上限 $2
  • ATM Fee(Withdraw=出金):上限 $2 + 3%

出典: International Card Terms & Important Disclosures

 

公式情報

Tria(トリア)の登録はこちらをタップ

 

Triaが解決する暗号資産の3つの課題

暗号資産は革新的な技術ですが、実際に日常生活で使うには多くのハードルがあります。Triaはこれらの課題を解決するために設計されました。

 

課題1:複雑すぎる操作

従来の問題点
  • シードフレーズ・ガス代・チェーン切り替えが必要
  • ウォレット設定時に60%の人が離脱
  • ウォレット、取引所、カードがバラバラ

 

Triaの解決策
  • MPC(マルチパーティ計算)により秘密鍵を複数に分割して保護する設計
  • アカウント抽象化を活用し、Web2に近いUXでアクセスできる設計
  • ガスレス取引を含む体験を志向
  • シードフレーズ管理の負担を抑えるためのリカバリ導線を統合

 

課題2:資産を預ける不安

従来の問題点
  • 取引所に資産を預ける必要がある
  • ハッキングリスク
  • 取引所の破綻リスク(FTX事件など)

 

Triaの解決策
  • ノンカストディアル構造により、ユーザーが資産を直接保有する設計
  • 資産管理の主導権をユーザー側に置く思想
  • 取引所の信用リスクに依存しない運用を目指す

 

課題3:日常生活で使えない

従来の問題点
  • 暗号資産決済の対応をしている店舗が少ない
  • ブリッジ・スワップ・出金など操作が多く、日常利用は非現実的
  • ガス代がユーザーを遠ざける

 

Triaの解決策
  • カード決済(150+カ国・1億3,000万超の加盟店)
  • ブリッジ・スワップ操作を自動化する思想
  • 手数料体系が開示されている(FX:Up to 3%/International Transactions:Up to 1%/USDC Settlement/Deposit:Up to 1%)

 

セルフカストディの思想を維持しつつ、Web2に近い使いやすさを目指す点が、Triaの設計思想の中核です。

 

TriaPay:3つの主要機能

TriaPayは、決済・運用・トレードの3機能すべてリリース済みの、Web3金融インフラです。ノンカストディアル構造とKYC導線を組み合わせ、グローバルユーザーに直感的な金融体験を提供することを掲げています。

 

決済機能(リリース済み)

決済機能の特徴
  • Powered by VISA(Visa Touchでそのまま支払い可能)
  • Apple Pay / Google Pay 対応
  • 130カ国以上・1億3,000万超の加盟店で利用可能
  • 1日あたりの利用限度:$1,000,000
  • 全ての支払い・取引で最大6%キャッシュバック
  • 100カ国以上でのラウンジアクセス
  • ATMでの引き出し可能
  • ノンカストディアル構造・最小限のKYC

出典: Tria MembershipCard Terms

 

運用機能・Earn(リリース済み)

運用機能の特徴

エンタープライズレベルの安全基準で設計されたステーキングシステムです。

  • ステーブルコインで年利最大15%
  • AIがリスクと収益を自動で最適化
  • ETH・BTCに加え、10以上の資産をステーク可能
  • 即時入出金に対応
  • 一流DeFiエコシステムと連携し、最高水準の利回りを提供
  • カードを発行することで、高いAPYにアクセス可能

出典: Tria Membership

 

Earn機能 APY詳細
カードを発行することで、高いAPYにアクセス可能。TRIAブーストで上乗せできます。
資産最大APYベースTRIAブースト内訳
wBTC
on ETH 全カード
最大 7%3%バーチャル +0.5%
シグネチャー +1%
プレミアム +2%
Triaバッジ 最大+2%
USDC
on ETH 全カード
最大 12%8%バーチャル +0.5%
シグネチャー +1%
プレミアム +2%
Triaバッジ 最大+2%
AUSD
on MONAD Sig・Premium限定
最大 16%12%プレミアム +2%
Triaバッジ 最大+2%
※ APYは市場状況・戦略により変動します。最新情報は公式サイトでご確認ください。
旧情報:Earn APY(2025年時点)
Membershipページでは Up to 15% APY の表記がありました。

 

トレード機能(リリース済み)

トレード機能の特徴

中央集権取引所に匹敵する操作感をオンチェーンで実現しています。

  • 20,000種以上のトークンに対応
  • 現物 & 永久先物(パーペチュアル)に対応
  • AIによるポートフォリオ分析
  • ワンクリックでブリッジ&スワップが可能
  • ガストークン不要・ネットワーク切替対応が不要
  • 全チェーン・全トークン間で5秒以内の高速送金を実現

出典: Tria公式サイトBestPath AVS

旧情報:トレード機能(2025年時点)
  • カードTop upは1,000+ supported tokens(現在はトレード機能で20,000種以上に拡張)
  • PERPS(レバレッジ取引)として掲載

 

対応ネットワーク

対応ネットワーク
対応チェーン上のトークンはすべてTriaウォレットから利用可能です。
BTC
Bitcoin
ETH
Ethereum
SOL
Solana
BNB
BNB Chain
POL
Polygon
ARB
Arbitrum
OP
Optimism
BASE
Base
NEW
MONAD
Monad
※ Monadは今回新規追加されたネットワークです。今後も対応チェーンは順次拡大予定。

 

β版ローンチ後の実績

Triaはプライベートベータ期間(約6ヶ月)において、決済・トレードの両機能で急速な成長を記録しました。下記のグラフは、暗号資産カード業界全体の月次取引量推移と、2026年3月時点での各社シェアを示しています。Triaは参入間もないながらも業界内での存在感を確立しています。

暗号資産カード月次取引量グラフ(2023年〜2026年)

2026年3月時点の各社カード取引量

2026年3月1日時点
β版ローンチ後の実績
決済(Spend)機能
プライベートベータ期間 約6ヶ月間の実績
カード決済額
$60M+
Card Transactions
ユーザー数
26,000+
Users
年間経常収益
$11M+
ARR
β版ローンチ後の実績
トレード機能(先物・現物)
先物は2025年2月1日ローンチ。BestPathはβ期間(約6ヶ月)の実績。
ARR
$10M+
年間経常収益
先物取引高
$500M+
開始から
1.5ヶ月時点
BestPath
$130M+
取引総額
(6ヶ月間)
ユーザー数
500,000+
Users
※ 各数値はβ版(プライベートベータ)期間中のもの
旧情報:実績数値(2025年時点)
  • 200,000+ Users(公式サイト掲示)
  • $100 Mn+ in Transactions(公式サイト掲示)
  • 6,000+ Ambassadors(公式サイト掲示)

 

BestPath AVS:技術的優位性

クロスチェーンの課題を自動で解決

Triaの中核技術として掲示されているのが、BestPath AVS(Actively Validated Service)です。BestPathは、暗号資産取引の「Googleマップ」として機能し、常に最速・最安のルートを提示します。

  • チェーン抽象化:ユーザーがブリッジやガストークンを意識しにくい体験を志向
  • インテント市場:「Pathfinders」と呼ばれる相互運用性アクターが競争し手数料を得る構造
  • 検証可能な計算:AVSとしての検証・保証を前提にした設計
  • 多様なブロックチェーンを、すべてのVMで横断的に扱える初のインフラ
  • Ethereum Foundationと連携し継続的に機能強化

出典: BestPath AVSProtocol Construct

 

バンキング2.0:完全な自己管理

中央管理からの脱却
  • 銀行がお客様の資産を預かることはありません
  • Triaもお客様の資産を預かることはありません
  • 政府がみなさんの資産を押さえることもありません

資産のコントロールができるのは、皆さんご自身ただ一人だけです。Triaが掲げる「バンキング2.0」は、セルフカストディ型インフラを前提にした設計思想です。

 

生活動線 × インセンティブ

生活に発生する金融行動に入り込む設計
  • 消費する:決済(Triaカード)
  • 移動する:Triaホテル・フライト(近日公開
  • 増やす:Earn・Perp(パーペチュアル)

衣・食・住の生活動線に入り込み、日常の金融行動すべてをTriaで完結させる設計思想を掲げています。

 

開発チームと支援者

開発チームの実績

出身企業・プロジェクト
  • Polygon、Binance、Litecoin、ETHGlobal、OpenSea
  • BlackRock、Qualcomm、Intel、NETHERMIND

 

学歴・バックグラウンド
  • University of Pennsylvania、INSEAD、IIT Bombay、IIM Bengaluru

 

主な投資家・支援者

資金調達状況

総額:$12M(2025年10月に発表)
P2 Ventures、Aptos、Polygon、Ethereum Foundation、Wintermuteなどの関係者が参加。

出典: Yahoo Finance

 

競合との比較

Triaの競争力
  • ノンカストディアル型(自己管理型):資産を自分で管理できる設計思想
  • カード決済とWeb3機能の統合
  • トレード・スワップ機能を同一UIで提供
  • 利回り獲得機能(Earn)を統合
  • 月次カード取引量(2026年3月時点):$12.1M

カードの手数料は、FX:Up to 3%/International Transactions:Up to 1%/USDC Settlement/Deposit:Up to 1% として開示されています。

 

なぜ今Triaなのか?

背景:成長するWeb3市場
  • ワンクリック操作を目指したUX設計
  • ガストークンを意識させない設計
  • ブリッジ操作を自動化する思想
  • シードフレーズ管理の負担軽減

 

Revolutから見る成長モデル

Triaは、Web3時代の「Revolut(レボリュート)」のような存在を目指す構想を掲示しています。

Revolutの成長実績

  • 2016年、433人の投資家から出資を受け、平均投資額は2,500ドル
  • その後、ユーザー数は3,500万人以上に到達
  • 2024年時点での企業評価額は450億ドル
Triaが目指す姿

Triaは、Web3領域における“ネオバンク”としてのポジション構築を進めています。セルフカストディ型 × 統合型Web3金融インフラというビジョンは、中央集権に依存しない設計思想と、ユーザー体験の簡素化を両立する方向性です。

 

まとめ

まとめ
  • 決済・トレード・運用の3機能すべてリリース済み
  • カード決済額 $60M+、先物取引高 $500M+(1.5ヶ月)などβ期間で急速な実績を積み上げ
  • Earn APYは最大16%(AUSD on MONAD)、USDC最大12%、wBTC最大7%
  • 対応ネットワークにMonadを新規追加、20,000種以上のトークンに対応
  • カードの費用・手数料は公式ドキュメントで開示(年会費・FX・国際取引など)
  • 「ホテル・フライト予約」機能は近日公開予定

Triaへの登録はこちらをタップ

 

次のステップとして、実際の登録方法や使い方を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

もっと詳しく知りたい方へ

トリア(Tria)カードの登録方法・発行手順【完全ガイド】
トリア(Tria)カードの登録方法・発行手順【完全ガイド】
自己保管型Web3ネオバンク「Tria(トリア)」の登録からカード申請・本人確認(KYC)・有効化までの一連の流れを、実際の画面に沿って解説した手順ガイドです。
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