SEC公認!リップル、適格カストディアンへ
暗号資産カストディ規制の新時代
米国証券取引委員会(SEC)は、暗号資産カストディに関する新たなガイダンスを発表しました。
これによりリップル(Ripple)やコインベース(Coinbase)など州公認の信託会社が、「適格カストディアン」として認められる見通しとなりました。
目次
規制の明確化
今回の措置は1940年投資顧問法における「銀行」の定義を明確にし、これまで存在した規制上の不確実性を解消するものです。
ブルームバーグETFアナリストのジェームズ・セイファート氏は「業界が過去数年間求めてきたことそのもの」と述べ、規制の明確化を歓迎しました。
適格カストディアンの要件
適格カストディアンとなるためには、以下の厳格な資産保護措置が求められます:
- 顧客資産の分別管理
- 無断での貸付禁止
- 投資顧問による年次確認義務
チェックポイント
- リップルやコインベースが「適格カストディアン」に
- 1940年投資顧問法の定義を明確化
- 資産保護措置と年次確認が必須
- 将来的には正式規則化の可能性も
今後の展望
SECの担当者は、今回のガイダンスは現行市場への対応であり、将来的に正式な規則制定に踏み込む可能性を示唆しました。
リップルにとっては、ETF承認に暗雲が立ち込める中で、規制順守と信頼性確立に向けた前進となります。