パウエル議長の講演を前にドル高が進み、ビットコインは主要な支持線を下回る
BTCは200時間線を割り込み、主要アルトも軟調
ビットコイン(BTC)は12万1,500ドルまで下落し、200時間移動平均線を下回りました。
FRBのパウエル議長による講演を控え、ドルが上昇。暗号資産市場全体で調整が進みました。
目次
ドル高と市場センチメント
ドル指数(DXY)は99.10まで上昇し、8月以来の高水準を記録。
これに伴い、ドル建て資産であるBTCやゴールドへの投資魅力が一時的に低下しました。
主要アルトコイン(BNB、ETH)は3%超下落し、市場全体のリスク回避姿勢が強まっています。
FOMC議事録が示す政策不透明感
9月FOMC議事録では「利下げは必要」とする認識で一致したものの、その時期と規模を巡って意見が分かれたと記載。
政府閉鎖で経済指標の発表が遅れる場合、「盲目的な政策判断のリスクがある」との警告も明記されました。
パウエル講演に注目集まる
日本時間10月9日21時30分から、コミュニティ・バンク・カンファレンスでパウエル議長が講演予定。
市場はインフレや雇用に関する発言を注視しており、金融緩和の再加速や金利見通しに関する発言が鍵を握ります。
- BTCが200時間移動平均線を下回る
- ドル指数が8月以来の高水準
- アルトコインも軒並み下落
- FOMC議事録で政策判断の不透明感
- パウエル講演に注目が集まる
今後の見通し
市場はパウエル発言次第でボラティリティが高まる可能性があり、BTCのサポートライン維持が焦点です。
短期的にはドル高傾向が続く一方、ETF流入などの中長期材料が下支えとなる可能性もあります。