7年間休眠のビットコインクジラ投資家、イーサリアムに乗り換え
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BTC売却からETH大量購入へ
ブロックチェーン分析企業ルックオンチェーン(Lookonchain)によると、7年間休眠していた大口ウォレットが8月22日に活動を再開し、保有するビットコインの大部分を売却してイーサリアム(ETH)に乗り換えた。
このウォレットは7年前に10万784 BTCを受け取った後、今回6万2,914 ETHを現物購入し、さらに13万5,265 ETHのデリバティブロングポジションを構築した。
複数ウォレットにまたがる戦略
ルックオンチェーンは「単独の投資家ではなく、複数のウォレットを管理する同一主体の戦略の一環」と分析。また、7年前に8万5,947 BTCを受け取った別のウォレットでも同様の動きが確認され、BTCからETHへのシフトが鮮明となっている。
ETHの過去最高値更新
この大口売買は、ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長による利下げ示唆を受けた市場急騰と重なり、ETHは8月23日に一時4,887ドルを記録。2021年11月の過去最高値を更新した。
今回の注目ポイント
- 7年ぶりに活動を再開した大口ウォレット
- BTCからETHへの大規模な資金移動
- ETHは過去最高値を更新(4,887ドル)
- 市場センチメントの変化を象徴
市場へのインパクト
今回の動向は、ビットコインからイーサリアムへの資金移動という象徴的な流れを示すものであり、スマートコントラクトプラットフォームとしてのETHの成長期待を市場が強く意識していることを反映している。
参考資料: CoinPost
記事作成日: 2025年8月23日