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メサーリ研究者「イーサリアムは死につつある」──価格上昇も収益急減で弱体化の懸念

イーサリアムは2025年8月に史上最高値を更新したが、オンチェーン収益は急減し弱体化の可能性が警告されている。
Messariの研究者は、ネットワークのファンダメンタルズが崩れつつあると指摘し、価格上昇との乖離が広がっていることを問題視している。

強気シナリオ:機関投資家とETF流入が支え

ETHは2025年8月23日に過去最高値710円(1ETH)を記録し、現在も64万円前後で推移。
機関投資家のETH保有は総供給量の1%以上に達しており、スポットETFへの資金流入も加速。
8月だけで約39億ドルが流入し、ビットコインETFを大きく上回った。

  • ETH最高値:710円(8月23日)
  • 現在価格:約639,500円(9月8日)
  • 8月ETF流入額:39億ドル(BTC ETFは7.5億ドル流出)

「価格は急騰しているが、オンチェーン収益が伴わないためファンダメンタルズは崩れつつある」
―― Messari研究者

リスク・注意点

8月のネットワーク収益は3,920万ドルに落ち込み、前年比75%減。
ユーザー需要の鈍化と収益性の欠如は、ETHネットワークの持続可能性に疑問を投げかけている。
「価格は上がるが中身は空洞化している」リスクが鮮明。

リスク要因
  • オンチェーン収益の急減(3,920万ドル、2021年以来の低水準)
  • ユーザー需要と手数料収入の低迷
  • 価格とファンダメンタルズの乖離拡大

市場イベント/材料の影響

一方、イーサリアムETFは2024年7月開始以降着実に成長し、国債や企業債を活用したETHベースの投資商品も増加。
特に8月は 39億ドルの流入超過 で、BTC ETFの流出と対照的だった。

期待される効果
  • 機関投資家のETH保有増加(270万ETH、120億ドル相当)
  • スポットETFの需要増による安定的資金流入
  • 価格上昇を支える長期的な資金基盤

まとめ

ETHは価格面で強気相場を維持する一方、ネットワーク収益の減少が根底的な弱点となっている。
ETF流入と機関投資家需要が続けば 価格上昇は維持される可能性 があるが、
収益性の低迷と需要減退 が続けば市場の信頼を損ないかねない。

出典

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