SBIとリップル、ステーブルコイン「RLUSD」日本導入へ
目次
日本での発行・流通に向けた合意
SBIホールディングスと連結子会社のSBI VCトレードは8月22日、Ripple Labs(リップル)および同社子会社で米ドル建てステーブルコイン「Ripple USD(RLUSD)」を発行するStandard Custody & Trust Companyと、日本市場におけるRLUSDの発行・流通に向けた基本合意書を締結したと発表した。
RLUSDの特徴
リリースによると、RLUSDはコンプライアンスと透明性を重視した設計で、全額が以下の高品質な資産で裏付けられる。
RLUSDの裏付け資産
- 米ドル預金
- 米国短期国債
- その他の現金同等物
また、第三者会計事務所による月次検証を受けており、規制に準拠した運営体制によって機関投資家が求める安全性と信頼性を提供するとしている。
導入時期と展望
SBI VCトレードは、今年度内を目途に日本でRLUSDを利用可能にすることを目指している。
同社社長の近藤智彦氏は「RLUSD導入は日本市場のステーブルコイン選択肢を広げ、信頼性と利便性を大きく前進させる」とコメントした。
リップル側のコメント
リップルのステーブルコイン事業SVP ジャック・マクドナルド氏は「SBIとのパートナーシップは、信頼性が高くコンプライアンスに準拠した金融の未来を築く取り組み。RLUSDは伝統的金融と分散型世界を結ぶ業界標準を目指す」と述べた。
参考資料: CoinDesk Japan
記事作成日: 2025年8月22日