コインベース、米国初の「無期限型先物」提供へ──ビットコイン&イーサで24時間取引開始
2025年6月26日、米大手仮想通貨取引所コインベースが発表しました。
それによると、7月21日から米国市場で「USパーペチュアル型先物」の提供を開始するといいます。
無期限型先物により、米国でも24時間365日のレバレッジ取引が可能になります
目次
無期限型(パーペチュアル)先物とは?
パーペチュアル先物は「満期が存在しない先物契約」で、世界の仮想通貨デリバティブ市場で主流です。
米国では規制上の制約があり導入されていませんでしたが、今回初めて国内ユーザーも利用可能になります。
取引はナノビットコイン(0.01 BTC)とナノイーサ(0.10 ETH)の2契約で開始されます
どんなメリットがあるのか?
従来の米国先物は四半期・月次などの期限付き契約で、平日かつ短時間のみの取引に限られていました。
しかし無期限型は24時間365日取引ができ、ファンディングレートによって先物と現物価格の乖離を最小限に抑える設計です。
これにより、米国トレーダーは海外取引所を使わずに、
規制準拠かつ安全な環境でレバレッジ取引を行えるようになります。
市場はどう受け止めたか
コインベースのボリス・イリエフスキー氏は「米国の仮想通貨デリバティブ市場の重要なギャップを埋める商品」とコメントしています。
海外回避の必要性が減り、リスク管理もしやすくなると見込まれています
今後の注目ポイント
- CFTC規制に完全準拠する設計かどうか
- ファンディングレートが流動性を維持できるか
- 日本の投資家にも影響を与える可能性
参考資料
CoinPost|コインベース、米国初の無期限型先物を開始予定 ビットコインとイーサリアムで
https://coinpost.jp/?p=628519
記事作成日: 2025年6月27日
免責事項: 本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言を目的としたものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。