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メタプラネット、保有ビットコインを企業買収に活用する方針:FT

北米以外で最大のビットコイン保有企業であるメタプラネット(Metaplanet)が、保有するビットコインを企業買収のための担保資産として活用する戦略を明らかにしました。これは、単なる保有から一歩進み、「資産としてのBTC」を本格的にビジネスへと展開する動きです。

第2フェーズ:ビットコインで“買収”資金調達

英フィナンシャル・タイムズの報道によると、CEOのサイモン・ゲロヴィッチ氏は、同社のビットコイン財務戦略が「第2フェーズ」に入ると説明しました。BTCを銀行などに預け入れて担保とし、収益性の高い企業を買収するという構想です。

「他社が追いつけない“脱出速度”に達するには、最大限のビットコイン蓄積が必要だ」──メタプラネット CEO サイモン・ゲロヴィッチ氏

この「脱出速度」という表現からも、同社がいかにビットコインに将来性を見出しているかがうかがえます。

保有ビットコインと目標
  • 2025年7月時点の保有量:15,555BTC(約2,258億円)
  • 直近取得分:2,205BTC
  • 長期目標:2027年末までに21万BTC

“ホテル企業”から“BTC投資企業”へ

元々は日本のホテル業を営んでいた同社は、2023年以降に暗号資産戦略を強化し、今や日本発の“マイクロストラテジー型企業”として世界的な注目を集めています。

同社株は東京証券取引所に上場しており、8日には1,565円で取引を終了。前日比0.84%の上昇を記録しました。これは今回の買収戦略報道への期待も一因と見られます。

今日のまとめ

  • メタプラネットがビットコインを担保に企業買収を目指す「第2フェーズ」に突入
  • 現在のBTC保有量は15,555BTC、2027年末までに21万BTCを目指す
  • 資産活用戦略が進む中、同社株にもプラスの反応

参考資料: CoinDesk JAPAN|メタプラネット買収戦略
記事作成日: 2025年7月9日

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