ビットワイズ幹部「ビットコイン上昇は2026年、4年周期は終焉」
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価格上昇は“穏やかなブーム”に?伝統的サイクルに異論
ビットコイン(BTC)は2026年に本格的な上昇フェーズに入る──。米資産運用会社BitwiseのCIO(最高投資責任者)マット・ホーガン氏が、これまで定説とされていた4年周期がもはや機能していないとの見方を示しました。
これは、半減期から数カ月後にピークを迎えるという従来モデルに対する根本的な異論であり、ホーガン氏は「今後は“持続的で安定した上昇”が起こる」と強調しています。
半減期の影響は限定的?金利と規制が新たな鍵に
ホーガン氏によれば、半減期の影響力はサイクルごとに低下しており、米国の金利政策や仮想通貨規制の整備こそが、今後の価格変動に大きく作用するとのこと。
2024年以降、トランプ大統領が利下げを強く要求している背景もあり、金利低下はビットコインにとって強気材料と分析。また、制度化の進展によって市場の崩壊リスクも軽減されたと指摘しました。
クジラの売買パターンも変化、トレンド予測は難化
同氏はさらに、機関投資家による長期保有が進んでいることで、過去の「クジラ→個人投資家」の売却パターンは崩れつつあると説明。現代のビットコイン市場はより安定化しており、「スーパーサイクルではなく穏やかなブーム」になると予想しました。
ただし、すべての識者がこの見解に賛同しているわけではなく、アナリストのレクト・キャピタル氏は「2025年10月にピークを迎える」との従来型の4年サイクル説を依然として支持しています。
参考資料: Cointelegraph|ビットコインが上昇するのは2026年、4年周期は終焉=ビットワイズ幹部
記事作成日: 2025年7月28日