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JPモルガンがビットコイン取引に本格参入

JPモルガンのグローバル・マーケッツ・デジタル資産部門責任者であるスコット・ルーカス氏は13日、CNBCのインタビューで、同行が顧客向けにビットコインおよび暗号資産(仮想通貨)の取引サービスを提供することを改めて表明した。

カストディは外部委託で対応

ルーカス氏は「ジェイミー(ダイモンCEO)は投資家向け説明会で、我々が暗号資産取引に関与することを明確にした。ただし、カストディ(保管)業務は現時点では検討対象外だ」と述べた。

同行は代わりに、サードパーティのカストディアンとの連携を検討し、急拡大するデジタル資産市場で安全性と柔軟性の両立を目指すという。

既存金融との共存を強調

JPモルガンは既存の金融インフラとブロックチェーン技術を「対立ではなく共存」の関係として捉えている。ルーカス氏は「新しい技術と伝統的な金融が互いを補完することで、より効率的な市場が実現できる」と述べた。

JPモルガンは、暗号資産を金融システムに統合するための中核プレイヤーとなる可能性がある。

JPモルガンの仮想通貨への取り組み

同行は近年、仮想通貨分野への姿勢を一段と強化している。2025年8月にはアナリストチームが「ビットコインは金に比べて過度に安い」との見解を示し、年末価格を16.5万ドルと予測した。

コインベースやBaseとの提携

2025年7月には、米大手取引所コインベースとの戦略的パートナーシップを発表。顧客が銀行口座を直接コインベースに接続し、スムーズな資金移動を実現する仕組みを導入した。

さらに、6月にはコインベースのL2ネットワーク「Base」上で、JPMD預金トークンのパイロットプロジェクトを開始。これは、商業銀行が公共ブロックチェーン上に預金ベースの商品を展開する初のケースとなる。

金融大手の参入が進む中で

JPモルガンの取り組みは、金融大手が次々と暗号資産エコシステムに参入する潮流を象徴している。今後、同行が採用する外部カストディモデルが、銀行業界における新たな標準になる可能性もある。

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