SOL、XRP、TONなど急落──アルトコインシーズンは一時休止か
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ロング清算と流動性不足が下落に拍車
7月23日、複数の主要アルトコインが急落し、「アルトコインシーズン」が小休止に入った可能性が示唆されています。イーサリアム(ETH)は2%、XRPは7%、ソラナ(SOL)とトンコイン(TON)はそれぞれ7%と11%の下落を記録しました。
この背景には、2億ドル(約290億円)を超えるロングポジションの大量清算があり、そのうちETHで4300万ドル、XRPで3200万ドルが清算対象となったことが明らかになっています。
流動性の薄さと高レバレッジがリスクに
今回の急落は、ビットコインに比べてアルトコインの流動性が著しく低いことが一因です。例えば、バイナンスやコインベースでのビットコインの2%深度は4000万ドル相当ですが、XRPはわずか500〜600万ドルにとどまり、わずかな売りでも大きな価格変動を引き起こす状況です。
ETHの建玉も240億ドルと過去最高水準に達しており、多くのポジションがレバレッジ依存であることを示唆しています。ETHが3470ドルを維持できなければ、さらなる下落と清算が進む可能性があると指摘されています。
アルトコインシーズン指標も低下
CoinMarketCapの「アルトコインシーズン指標」は55から47に低下しており、個人投資家の参入があるにもかかわらず、全体としてはアルト市場の弱さを表しています。
一方で、ビットコインが12万4000ドルの史上最高値を上抜け、その水準での保ち合いが始まれば、資本が再びアルトコインへと向かい、アルトシーズンが再開する可能性があると見られています。
参考資料: CoinDesk JAPAN|SOL、XRP、TONなど大幅値下がり──アルトコインシーズン小休止
記事作成日: 2025年7月24日