行方不明だったサトシ・ナカモト像、湖で発見──修理に日本の伝統技法「金継ぎ」も検討
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ルガーノのビットコイン象徴が帰還
スイス・ルガーノ市で8月3日に行方不明となったサトシ・ナカモト像が、近くの湖で発見され回収された。
この像は2024年10月、ビットコインフォーラム(Plan B)で公開されたアート作品で、ルガーノ市がビットコインのグローバル・ハブを目指す取り組みの象徴として設置されていた。
作者はイタリア人アーティストのヴァレンティーナ・ピコッツィ氏。独特の視覚的錯覚を活かしたデザインで注目を集めていた。
発見までの経緯
8月3日、アートプロジェクトSatoshigalleryがXで「像が行方不明」と発表し、台座のみ残る写真を投稿
発見につながる情報提供者には0.1BTC(約100万円超)の報奨金を提示
Xユーザー @Grittoshi 氏が「湖に投げ込まれた可能性」を指摘
その後、湖から無事回収
背景には、8月1日のスイス建国記念日での祝賀イベント後、一部の酔客による破壊行為の可能性が指摘されている。
「金継ぎ」で修復案
ピコッツィ氏は像の損傷状況について明言していないが、日本の伝統技法「金継ぎ」による修復案をSNSで示唆。
金継ぎは漆と金粉で破損部分をつなぎ、美しく再生させる技法であり、今回のアート性や象徴性にも合致すると見られる。
また、ルガーノ市には修復に向けた「物流とセキュリティ支援」を求める請願書が提出され、費用はピコッツィ氏が負担する意向を示している。
参考資料: CoinDesk Japan|サトシ・ナカモト像、近くの湖で発見──修理には日本の「金継ぎ」も検討
記事作成日: 2025年8月6日