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サトシ時代のクジラが9000BTCを売却──BTCは11.7万ドル割れに

2025年7月14日、ビットコイン(BTC)は過去最高値の12万3000ドルを記録しましたが、その直後に「サトシ時代のクジラ」が保有する9000BTC(約10億5000万ドル)を売却し、市場に大きな波紋を広げました。

サトシ時代クジラ、10億ドル以上を現金化

この売却を報じたのは、オンチェーン分析を行う「Lookonchain」です。該当するウォレットは2009〜2011年のビットコイン黎明期にマイニングされたもので、長らく動きがなかったことから市場の「眠れる巨人」として注目されていました。

売却はGalaxy Digital経由で行われ、価格急騰後の利益確定としては異例の規模です。1BTCあたり平均約11万6000ドルでの換金となり、合計で1450億円超が市場に流れた計算となります。

価格は一時下落、警戒感も

この大規模な売却を受け、ビットコイン価格は一時11万7000ドルを割り込みました。記事執筆時点ではやや反発し、11万7000ドル台に戻していますが、過去最高値からは約4.55%の下落です。

過去のクジラ売却事例と同様、今回も「大口の動きは市場トレンドを左右する重要シグナル」として注目を集めており、短期的な調整への警戒が強まっています。

「サトシ時代」とは

「サトシ時代」とは、ビットコイン創始者であるサトシ・ナカモトがコミュニティ内で活動していた時期(2009〜2011年)を指します。この時期にマイニングされたBTCは、ほとんどがセント単位で価格が推移していた頃のものです。

そのため、これらの資産が何年も動いていなかった場合、市場では「いよいよ売却されるのか」という懸念と同時に、市場成熟への象徴的な動きとして捉えられることもあります。

今回の売却は、単なる利益確定にとどまらず、市場のセンチメントを測るうえでの重要な指標となるかもしれません。


参考資料: CoinDesk Japan|サトシ時代のクジラが9000BTCを10億ドル以上で売却
記事作成日: 2025年7月16日

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