COINPOOLとは？概要・メリット・リスクは？

本記事では、分散型取引所（DEX）Uniswapを用いて初心者でもかんたんにイールドファーミング（流動性提供による報酬獲得）ができるプラットフォーム『COINPOOL』について図解します。

注意事項・免責事項

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暗号通貨で資産を形成する為には？

＜選択肢＞

暗号通貨保有による価格上昇狙い（＝キャピタルゲイン）
イールドファーミング（DEXに通貨ペアを預けて流動性を提供し、手数料や報酬を得る）
マイニング（ブロックチェーン上の取引を承認し、新しいコインを発行する作業）
ステーキング（通貨を一定期間預けることで、ブロック生成や承認に参加し、報酬を得る）
レンディング（他人やプラットフォームに貸し出し、金利を得る）
エアドロップ（コインの無料配布に参加）

✅ 比較表（一覧）

項目	マイニング	ステーキング	レンディング	ファーミング（LP）
報酬の仕組み	計算力で新規コイン + 手数料	通貨ロックで報酬	通貨貸出で利息	DEXで流動性提供し、手数料 + 報酬
必要なもの	高性能PC・電力	対象通貨・ウォレット	通貨・貸出先プラットフォーム	通貨ペア・DEX・ウォレット
年利の目安	数％〜（変動）	5〜10％前後（通貨による）	1〜10％程度（変動）	5%〜300％
リスク	コスト高・競争激化	通貨価格変動・ロック中の制限	貸し倒れ（低リスク設計あり）	インパーマネントロス・価格変動
主な対象	PoW通貨（BTCなど）	PoS通貨（ETHなど）	安定通貨 or 流動性資産	DEX上の通貨ペア（ETH/USDCなど）

どの運用スタイルがご自身に合っているか？以下をご参考下さい。

自分に向いている運用手法をチェック

【詳細はこちら｜自分に向いている運用手法について】

各セクションで「はい」が3つ以上あれば、その運用スタイルが向いています。

複数が当てはまる場合は、資産の一部ずつ分散投資も検討価値ありです。

🔧【マイニング向きチェック】

質問	はい／いいえ
高性能なPCを持っている、または導入できる
安定した電力環境があり、電気代が安い
ハードウェアやソフトの設定に抵抗がない
リスクをとって長期的にリターンを狙いたい
PoW型の通貨（例：BTC）に興味がある

🔒【ステーキング向きチェック】

質問	はい／いいえ
仮想通貨を中長期で保有するつもりがある
毎日のトレードに疲れている／興味がない
一定期間ロックされても問題ない
安定した年利（5〜10％）で運用したい
ETHやSOLなどPoS通貨に投資している

💸【レンディング向きチェック】

質問	はい／いいえ
USDTやUSDCなどのステーブルコインを持っている
借り手の信用リスクは許容できる
預けた資産を自由に出し入れしたい
年利1〜10％の安定収益に魅力を感じる
ブロックチェーンの技術より「金利収入」が目的

🌾【ファーミング向きチェック】

質問	はい／いいえ
MetaMaskなどのウォレットを使える
UniswapなどのDEXでの操作に慣れている or 興味がある
複数の仮想通貨を同時に運用してもよい
インパーマネントロスのリスクを理解できる
高利回り（年利数十〜数百％）を狙いたい

今回は、初心者でもかんたんにファーミングに参加できるプラットフォーム『COINPOOL』について解説していきます。

またイールドファーミングの中でも運用手法がいくつかあります。（詳細は以下）

インパーマネントロスとは？

インパーマネントロスとは、おもに価格変動が流動性提供者に与える影響に関係しています。

流動性提供者は、特定のトークンペア（例えばBTCとUSDT）をプールに預けて取引が発生するたびに手数料を受け取ります。

しかしプール内のトークンの比率が市場の価格変動によって変わると、流動性提供者が引き出すことができるトークンの数量や価値が変動し、最終的にはプールに預けていた資産よりも少ない価値を引き出すことになります。

AMMでは、プール内の2つの資産（例えばBTCとUSDT）が一定の比率を保つように調整されます。

つまり、トークンの価格が変動すると、プール内の資産の割合も変わり、流動性提供者が引き出せる金額が元々預けていた金額よりも少なくなることがあります。

これがインパーマネントロスです。

インパーマネントロスが発生する理由

インパーマネントロスは、価格が変動することによってプール内の資産の比率が変化するために発生します。

流動性提供者（LP）がプールに預けた資産は、

（価格が上昇）資産の一部が「売却」
（価格が下落）資産の一部が「購入」

上記の構図となります。

この過程で、価格変動により流動性提供者（LP）が受け取る資産の価値が、最初に預けた時の価値と異なる結果を招きます。

＜リスクが提言する場合＞

価格があまり変動しない場合：価格の変動が小さい場合、プール内の資産の比率はあまり変わらず、インパーマネントロスは小さくなります。
手数料の獲得：流動性提供者は、取引が発生するたびに手数料を得ます。この手数料がインパーマネントロスを相殺できる場合、最終的にはインパーマネントロスがほぼゼロになることもあります。

＜メリットとデメリット＞

メリット：流動性提供者は、手数料を得ることができ、プールに預けている資産の運用益を得られる可能性があります。
デメリット：価格変動が大きい場合、インパーマネントロスが発生し、流動性提供者の利益が損なわれる可能性があります。特に、価格が大きく動いた場合に損失が拡大することがあります。

< インパーマネントロスの回避 >

価格が安定している市場ではインパーマネントロスが少なく、流動性提供者が得られる手数料が大きくなります。
価格変動が大きい場合、流動性提供者はリスクを取る必要があり、手数料やその他の利益がインパーマネントロスを相殺できるかを判断することが重要です。

計算方法の例

インパーマネントロスを理解するために、簡単な例を見てみましょう。

< 条件 >

初期価格：1BTC = 10,000USDT
プールに提供した資産：1BTC + 10,000USDT
初期プール価値：10,000（BTC） + 10,000（USDT） = 20,000USDT分

【詳細はこちら】

このようなプールでは、自動マーケットメイカー（AMM）により価格に応じてBTCとUSDTの比率が自動で調整されます。

UniswapのようなAMMでは「x * y = k」という定数積ルールに基づき、プール内の資産が再調整されます。

1BTC × 10,000USDT = k = 10,000

そしてＢＴＣ価格が20％上昇して、12,000USDになった場合は、【USDT残高 / BTC残高 = 12,000】を満たすようにリバランスされます。

【計算式はこちら】

計算式：

設定：BTC = x, USDT = y
条件：
- $x \times y = 10,000$ $x \times y = 10, 000$ （定数積）
- $y / x = 12,000$ $y / x = 12, 000$

これを解くと：

$y = 12, 000 x \Rightarrow x \cdot 12, 000 x = 10, 000 \Rightarrow x^{2} = \frac{10, 000}{12, 000} = 0.8333 \Rightarrow x ≒ 0.9129 \Rightarrow y ≒ 10, 954.9$

$y = 12,000x \Rightarrow x \cdot 12,000x = 10,000 \Rightarrow x^2 = \frac{10,000}{12,000} = 0.8333 \Rightarrow x ≒ 0.9129 \Rightarrow y ≒ 10,954.9$

$y = 12, 000 x \Rightarrow x \cdot 12, 000 x = 10, 000 \Rightarrow x^{2} = \frac{10 , 000}{12 , 000} = 0.8333 \Rightarrow x ≒ 0.9129 \Rightarrow y ≒ 10, 954.9$

つまり新しいプールの構成は、

BTC：0.9129 BTC
USDT：10,954.9 USDT

< LPとHODLの比較>

■LPの場合

- BTC：0.9129 × 12,000 = 10,954.9 USDT
- USDT：10,954.9 USDT

合計：約 21,909.8 USDT

■HODLの場合

- BTC：1BTC × 12,000 = 12,000USDT
- USDT：そのまま10,000USDT

→ 合計：22,000 USDT

HODLの価値：22,000 USDT
プールに預けたとき（LP）の価値：21,909.8 USDT

$\text{IL} = 22,000 - 21,909.8 = 90.2 USDT \Rightarrow \text{損失率} ≒ \frac{90.2}{22,000} ≒ 0.41%$

$IL = 22, 000 - 21, 909.8 = 90.2 U S D T$
$損失率 ≒ \frac{90.2}{22 , 000} ≒ 0.41%$

[/su_spoiler]

比較項目	HODL	プールに預けた場合
BTC価格	12,000USDT	12,000USDT
合計価値	22,000USDT	21,909.8USDT
差額（IL）	–	約90.2USDTの見かけの損失（約0.41%）

要するに流動性を提供したことで、ただ保有していた場合よりも約90.2USDT少ない価値となり、その差がインパーマネントロスです。

「インパーマネント（impermanent）」とは「一時的な」という意味であり、価格が元に戻ればこの損失は解消される可能性があります。

つまり、流動性を引き出すタイミングによっては損失が確定してしまう一方で、あくまで未確定の損失にとどまることもあります。

続いて、COINPOOLの実績値について紹介します。

実績値

「Liquidity（以下の図にて表記）は、暗号通貨のレートによって資産額が変動をいたしますので、運用（イールドファーミング）をしていない場合でも上下に推移致します。

（2025年5月時点）

【2024年3月開始｜約3,900万円スタート】【2025年3月開始｜約110万円スタート】

年間利回りは『+39.83％』にて運用が推移しています。

年間利回りは『+324.32％』にて運用が推移しています。

そのため暗号資産を保有して（寝かして）いるだけの投資家であれば、有効活用の手段としてイールドファーミングに参加し、流動性提供により毎日利益を狙うことも一つの戦略となります。

続いては、『COINPOOL』を提供している企業について紹介します。

提供会社｜Bacoor（バコアー）社

Bacoor dApps株式会社は、イーサリアムを中心としたブロックチェーン技術やスマートコントラクトの研究・開発を行う企業です。

主力製品のウォレットアプリ『HB Wallet』は、ERC規格のトークンに対応し、QRコード決済や資産の復元機能、ブロックチェーンを活用したチャット機能などを備えています。

2019年には『Blockchain Insight 2019』で、海外暗号資産ウォレット部門第2位に選ばれました。

HB Walletが『最も価値のあるウォレット』に選出！中国のブロックチェーンアワード「Blockchain Insight 2019」にて！
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000026475.html
【詳細はこちら】
2019年1月4日、中国で開催されたブロックチェーンアワード「Blockchain Insight 2019」において、Bacoor Inc.が提供する暗号資産ウォレットアプリ「HB Wallet」が、海外暗号資産ウォレット部門で第2位にランクインしました。
このアワードは、ブロックチェーンニュースサイト「8btc」とトークンデータ評価機関「TokenInsight」が主催し、世界中の暗号資産ウォレットを対象に評価を行いました。
HB Walletは、イーサリアムおよびERC20/ERC223トークンに対応し、QRコードによる簡単決済、パスフレーズによる資産復元、チャット機能、分散型取引所「HB DEX」との同期など、多彩な機能を備えています。
Bacoor Inc.は、2017年2月に設立され、イーサリアムの研究やブロックチェーン技術を用いたアプリケーション開発を主な事業としています。

会社の基本情報

＜概要＞

企業名: Bacoor dApps株式会社
設立: 2017年2月9日
本社所在地: 〒658-0032 神戸市東灘区向洋町中6-9神戸ファッションマート8F
代表取締役CEO: 春名幸雄
主要事業: ブロックチェーン技術を活用した金融サービスの開発・提供
主力製品: COIN POOL（流動性提供プラットフォーム）、KEYRING PRO（資産管理ウォレット）

＜公式SNS ＞

公式HP：https://www.bacoor.io/
Discord：https://discord.com/invite/GYZ5GWf6a4
Telegram：https://t.me/BacoorINC
X：https://x.com/Bacoor_Company
Linktree：https://linktr.ee/bacoorcompany

企業理念とミッション

Bacoorのビジョンは、深い専門知識と知恵を活かし、精緻に最適化された解決策を提供し続けるという、揺るぎない献身心に根ざしています。
私たちの究極の目標は、ブロックチェーン技術の前進に対する確固たるコミットメントを通じて、世界規模で深刻な変革をもたらすことです。
私たちは、真の驚異は、私たちの使命への断固たる忠誠心、新しい可能性の絶え間ない探求、改善の絶え間ない追求を通じて形成されると確信しています。
このビジョンを私たちの導きとして、Bacoorはブロックチェーン業界の未来の景観を形作るために整った準備を整えています。
公式HPより引用

特許技術

Bacoor dApps株式会社は、ブロックチェーンおよびNFT関連技術に関して複数の特許を取得しています。

【取得済みの主な特許（日本国内）】

https://ipforce.jp/applicant-146497/2020

特許第6710401号：「対象物を管理する方法及び管理サーバ」
- 登録日：2020年5月29日
- 概要：NFTと物理的な対象物を関連付けて管理する方法に関する特許
特許第6804073号：「スマートコントラクトとして機能させるためのコンピュータプログラム」
- 登録日：2020年12月23日
- 概要：スマートコントラクトを機能させるためのコンピュータプログラムに関する特許

また、米国を含む国際的な特許出願も行っており、これらの特許や出願は、NFTと物理的対象物の連携、スマートコントラクトの実装、トークン化プラットフォームの開発など、ブロックチェーン技術の実用化に注力していることを示しています。

製品紹介

＜製品紹介＞

HB Wallet：イーサリアムやERCトークンに対応した、QRコード決済や資産復元機能を持つ暗号資産ウォレット
PHYGITALX：NFTと物理的なアイテムを関連付け、NFT証明書で真贋証明や商品管理を行うプラットフォーム
KEYRING PRO：複数の暗号資産（Bitcoin、Ethereum、Solanaなど）を管理できる、カスタマイズ可能なノンカストディアルウォレット
KEYRING HARD WALLET：NFCカードを使ってタップでアクセスできる、Ethereumなど複数チェーン対応のセキュアなハードウェアウォレット
ANGONAME：Web3環境向けに、暗号資産アドレスの代わりに使えるカスタムドメインネーミングサービス
PANTOGRAPH：NFTの作成・管理とマーケットプレイス機能を提供するプラットフォームで、TomoChainをサポート

COIN POOL – 革新的な流動性プラットフォームの詳細

流動性プールとは？

流動性プールは、2つのトークンを保持し、AMMモデルでスワップを行うスマートコントラクトです。

【AMMモデルとは？】

＜ AMMモデルとは？＞

AMM（自動マーケットメイカー）は、従来の取引所のように「買いたい人」と「売りたい人」をマッチングするのではなく、プールされた資産を使って自動的に価格を決めて取引を成立させる仕組みです。

たとえば、USDTとETHが入ったプールがあるとき、誰かがETHを買うと、USDTが減ってETHが増える＝ETHの価格が上がる、といった形で「数式に基づいて価格が決まる」のがAMMです。

【スマートコントラクトとは？】

＜スマートコントラクトとは？＞

スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上に記録された「自動で実行されるプログラム」のことです。

たとえば、「ETHを預けたら、報酬を自動で分配する」といったルールを事前にプログラムしておけば、誰にも止められず・改ざんされず・確実に実行されます。銀行や第三者を介さず、安全で透明な自動取引が可能になります。

流動性提供者はトークンを預け、取引手数料を獲得します。

流動性プールに参加するメリット

流動性提供者（LP）のメリット

取引手数料の獲得: プール内の取引ごとにLPは手数料の一部を受け取ります
イールドファーミングの機会: 一部のプールでは、ガバナンストークンなどの追加報酬が得られます
分散型・許可不要のアクセス: 誰でも仲介なしで流動性を提供できます
資本効率の向上: プール内の資産は常に稼働し、長期的にリターンを生み出します
コインの数量が増える: 流動性を提供したコインの数量が増えていきます

【流動性提供者(LP)とは？】

＜流動性提供者(LP)とは？＞

LP（Liquidity Provider）は、流動性プールに仮想通貨を預けている人のことです。

預けることで、プール内で取引が行われるたびに手数料が報酬として分配されます。つまり、COINPOOLなどを利用することで、あなたもLPとして報酬を受け取れる立場になれます。

高APR（年利）の実現要因

Uniswapなどの流動性プールの高APR（年利20%以上）は、以下の要因によって生まれます。

取引手数料
インパーマネントロス補填
イールドファーミングのインセンティブ
取引量が多い市場のボラティリティ

インフレ対策

例えば、UniswapのプールにETHとWBTCの流動性を提供すると、歴史的に価値が上昇してきた2つの資産を保有することになります。

市場が不安定でも、この戦略はインフレを上回るリターンを生み出し、さらに時間とともにAPRを獲得することができます。

リスク

範囲外リスク: プールで設定した価格範囲を外れると流動性が無効化され、手数料を得られなくなり、片方の資産のみを保有するリスクが生じます。調整や撤退が必要になる場合があります。
インパーマネントロス: 預けた資産の価格が大きく変動すると、単純に保有していた場合よりも価値が減少する可能性があります。
資産の片寄り: ペアのうち片方のトークンのみを保有する可能性があります。