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毎週月曜日にお届けする、ビットコイン予備校の週間まとめです。先週何が起きたか、今週どう動いたか、来週何を見ておくべきか——この3つをセットでお届けします。

今週(4月6日〜12日)は、先週の暗雲が一転した週でした。イラン情勢と関税ショックで66,000ドル台に沈んでいたビットコインが、米イランの停戦合意をきっかけに72,000ドル超へ急騰。さらにホルムズ海峡の通行料を仮想通貨で徴収するという前代未聞のニュースも飛び出し、ビットコインと地政学がこれほど密接に絡み合った週はなかったかもしれません。

今週のポイント
  • ビットコイン:米イラン停戦合意で66,000ドル台から72,000ドル超へ急騰。週間で約+9%
  • イーサリアム・XRP:BTCの上昇に連動して回復。ETH2,200〜2,300ドル台へ
  • 注目トピック:イランがホルムズ海峡の通行料を仮想通貨で徴収する方針と報道
  • モルガン・スタンレーのBTC現物ETF「MSBT」が上場、機関投資家の参入が加速

📌 今週のビットコイン(BTC)


先週からの流れ

先週末(4月5日)のビットコインは約66,000〜67,000ドル台(約990〜1,005万円)。イラン情勢とトランプ相互関税のダブルパンチで上値が重く、乱高下しながらも方向感のない状態で終わっていました。

今週の動き

週初から流れが変わりました。4月7日、ビットコインは70,000ドルを回復。イランとの停戦交渉への期待感が高まり、原油価格が落ち着いてきたことが追い風となりました。

そして今週最大の転換点となったのが、4月10〜11日の米イラン停戦合意です。2週間の停戦が発表されると、世界の株式市場が急反発。ビットコインも一気に72,000ドル超(約1,080万円)まで駆け上がりました。先週末比で約+9%の上昇です。

ただし週末にかけてイスラエルがレバノンへ大規模攻撃を行い、イラン側が停戦合意違反を主張。中東情勢への不透明感が再燃し、上昇の勢いはやや鈍りました。本日(4月13日)時点では約77,000ドル台(約1,155万円)で推移しています。

今週の動きをわかりやすく整理すると

先週末66,000ドル → 4/7に70,000ドル回復 → 4/10〜11の停戦合意で72,000ドル超 → 4/13時点77,000ドル台

「停戦=原油価格が下がる=インフレ懸念が和らぐ=リスク資産を買いやすくなる」という連鎖がビットコインを押し上げました。

今週もうひとつ注目を集めたのが、モルガン・スタンレーのBTC現物ETF「MSBT」の上場です。モルガン・スタンレーは約8兆ドル(約1,200兆円)もの資産を管理する世界最大級の金融機関のひとつ。その同社が独自ブランドのビットコインETFを上場させたことで、機関投資家がビットコインにアクセスしやすくなる環境がさらに整いました。

📊 クリプトクアントの分析:停戦後の上昇、どこまで続く?

クリプトクアントが4月11日に発表したレポートによると、停戦合意後のビットコインは短期的な抵抗線として72,000〜73,000ドルが意識されるとしています。この水準を明確に上抜けることができれば、次の目標は75,000ドル方面。一方、中東情勢が再び悪化すれば、65,000ドルへの押し戻しも想定されるとしています。

出典:CoinPost|米イラン停戦合意でBTC・ETH急騰、短期的な抵抗線は?(2026/04/11)

来週、ここを見てください

中東情勢の続報が引き続き最大の焦点です。イスラエルとイランの停戦が維持されるかどうかで相場の方向性が変わります。また75,000ドルを明確に上抜けられるかどうかが、次の上昇局面への移行を示すシグナルとして市場から注目されています。

出典:CoinPost|ビットコイン、一時7万ドル回復 イラン情勢と原油動向が相場左右(2026/04/07)CoinPost|米イラン停戦合意でBTC・ETH急騰(2026/04/11)

📌 今週のイーサリアム(ETH)

先週からの流れ

先週のイーサリアムは2,100ドル前後で低迷が続いていました。ビットコインより戻りが鈍く、関税ショックとイラン情勢の二重圧力を受けた厳しい週でした。

今週の動き

今週は先週から大きく回復しました。米イラン停戦合意を受けたリスクオン(リスクを取って積極的に投資する動き)の流れに乗り、イーサリアムも2,200〜2,300ドル台へ上昇。1ドル=150円換算で約330〜345万円という水準です。

コインテレグラフが4月10日に掲載したチャート分析によると、イーサリアムは重要なサポートライン(下値支持帯)で下げ止まりを確認しており、この水準を維持できれば更なる上昇余地があるとしています。ただし2,500ドル付近に強い抵抗線があり、突破できるかが次の焦点です。

来週、ここを見てください

2,390〜2,500ドルを突破できるかどうかが来週のポイントです。中東情勢が落ち着き、ビットコインが75,000ドルを超える展開になれば、イーサリアムにも連動した上昇が期待できます。2026年内に予定されているアップグレード「Glamsterdam」への期待も根強く残っています。※以上はビットコイン予備校編集部の見解です。

出典:CoinTelegraph JP|強気相場再開なるか?BTC・ETH・XRP チャート分析(2026/04/10)

📌 今週の注目トピック|ホルムズ海峡がビットコインで揺れた

今週、仮想通貨市場で最も異色だったニュースをご紹介します。

「ホルムズ海峡の通行料をビットコインで」——イランの構想とは?

4月9日、イランがホルムズ海峡を通過する船舶から通行料を仮想通貨や中国人民元で徴収する方針を検討していると報じられました。ビットコインは一時72,000ドルを超える場面もありました。

ホルムズ海峡とは、サウジアラビアなど中東の産油国から世界に石油を運ぶ船舶が通過する重要な海峡です。ここを封鎖されると世界の石油供給に大きな影響が出るため、国際社会が神経をとがらせている場所です。

なぜビットコインで通行料を取るのか——米国による制裁でドルを使えないイランが、制裁を回避する手段として仮想通貨に目をつけたと見られています。ただし、これを実際に支払った企業は米国の制裁に違反する可能性があるとして、ブロックチェーン分析企業チェイナリシスが警告を発しています。

仮想通貨で通行料を払うと制裁リスクがある

チェイナリシスは、イランへの仮想通貨支払いは米国の対イラン制裁に抵触する可能性があると警告しています。「ビットコインで払えば匿名」というイメージとは異なり、ブロックチェーン上の取引はすべて記録されており、追跡が可能です。制裁対象への支払いは、仮想通貨であっても法的なリスクを伴います。

今回の報道はビットコインの価格を動かしましたが、実際の実施はまだ不透明な段階です。ただ「地政学的な混乱の中でビットコインが決済手段として注目される」という新しい側面が改めて浮かび上がった出来事でした。

出典:CoinTelegraph JP|ホルムズ海峡通行料に仮想通貨、海運企業に制裁リスク(2026/04/09)CoinPost|イラン、ホルムズ海峡通行料を仮想通貨で徴収方針(2026/04/09)

来週、ここを見てください

この問題が実際に動き出すかどうかは今後の中東情勢次第です。停戦が維持されれば話題は落ち着く可能性がありますが、再び緊張が高まれば仮想通貨の「制裁回避ツール」としての側面が改めて注目されることになります。

まとめ

今週(4/6〜4/12)を一言で言うと

先週の乱気流から一転、停戦合意でBTCが急騰した週。ただし中東情勢の不透明感は続いており、まだ安心はできない。

  • BTC:先週末66,000ドル台から今週72,000ドル超へ急騰(週間+約9%)。米イラン停戦とモルガン・スタンレーETF上場が追い風
  • ETH:2,100ドル台から2,200〜2,300ドル台へ回復。BTCの上昇に連動
  • 注目トピック:イランがホルムズ海峡の通行料を仮想通貨で徴収する構想と報道。制裁リスクありとチェイナリシスが警告
  • 来週の焦点:中東停戦の維持と75,000ドルの突破なるか。イスラエルとレバノンの協議の行方にも注目
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