- 2021年秋頃:プロトタイプ完成
- 次世代の資産運用型プラットフォーム
- DeFi市場のサービス
など、ご自身のウォレットに資金を保管した状態で、運用(=取引)権限のみを運用管理者に預けて資産運用できるサービスとなります。
※DeFi参考記事
つまり2021年頃よりトレンドになっている「APIキー」を利用した形の資産運用サービスに似ていると言えるでしょう。
その為、投資家は安全性・透明性・信頼性高く暗号資産を増やせる可能性があります。※相場に絶対はありませんので、必ず資産が増えるとは限りません。
また資産運用を行うファンドの選定は、投資家自ら選択することができますので、ある程度自己責任の範疇内で資産運用を行うことができます。
その為、昨今ちまたで流行っていた『独自のウォレット・システム』に資産を預け入れすることで『資金の持ち逃げ・運用会社の破綻』などからによる資産喪失(リスク)を防ぐことも可能です。
DeFu(ディーフ)は、いま多くの投資家に求められている分散型金融における資産運用プラットフォームであると言えます。
■(筆者利用)
その他のご自身のウォレットに資金を保管したまま運用できるサービス
それでは今回は、DeFi上で行う次世代型の資産運用プラットフォーム「DeFu(ディーフ)」について以下の目次に沿って図解します。※2021年11月30日に情報を更新
- HP:https://defu.app/
- テレグラム:https://t.me/defuapp
- ホワイトペーパー:https://docs.defu.app/
目次
DeFu(ディーフ)とは?
※DeFi市場規模10兆7,000億円(昨年比500%成長)
DeFu(ディーフ)は、DeFi上で稼働する次世代型の資産運用プラットフォームです。
もちろん投資家だけではなく、
- (資産を運用する)ファンドマネージャー
- 暗号通貨プロジェクト
などにもDeFuサービスを提供していきます。
■投資家
投資家は、運用を行うファンドをご自身で選定することで、ファンドマネージャーからの『運用サービス』を受けることが可能です。
DeFu(サービス提供元)では、質の低いファンドの乱立を避けるためにある一定の審査・精査をすることで、より質の高いファンドだけが生き残る仕組み採用予定だそうです。
提供元にてある程度ファンドの選別をしてくれるので、投資家によっては安心材料に繋がりますよね。
■ファンドマネージャー
ファンドマネージャーは、
- 銀行口座の開設
- 金融規制による煩雑な事務処理不要
- 顧客募集
などはすべてDeFuサービスが用意をしているので、純粋に運用にだけ集中することが可能となります。
余計な事務作業が不要=手数料は必要となりますが、運用利益から得られる報酬を最大化することが出来るので利益率を高めることが可能です。
■関連プロジェクト
DeFuとパートナーシップを組むことで、まとまった流動性を得る事が可能です。よりプロジェクトに人的リソースを集中させることでより発展的なプロジェクトへ成長させることが可能となります。
DeFuは三者(投資家/ファンドマネージャー(運用者)/プロジェクト運営会社)にとって有益なサービスを提供できる可能性が非常に高いプロジェクトです。
このようにプラットフォームを提供するプロジェクトは、社会にとって必要・支持されるモノであれば大きく発展する可能性があります。
- ブロックチェーンで言えば「イーサリアム」
- ネットショップで言えば「Amazon」など
- 旅行などで言えば「じゃらんや楽天トラベル」など
- フリマで言えば「メルカリ」など
- クラウドファンディングで言えば「キャンプファイアー」など
- 宅配で言えば「UberEats」など
上記のようにユーザーと事業主をマッチングすることで、双方にとって必要なプラットフォームを構築することで、サービス提供元は安定的に手数料収益を得る事が可能です。
現状の問題(投資家リスク)を解決!|DeFu
もちろん投資・運用には元本割れのリスクはあります。しかし特に仮想通貨の投資業界にとおいては詐欺案件が蔓延している状況です。
『詐欺案件に投資するリスク』は『投資運用リスク』とは呼びません。まずは詐欺案件を見極めれる見識が必要であり、精査できる力が必要です。
しかし仮想通貨業界にとおいては、なかなか詐欺案件を見極めることが難しい状況かも知れません。
また多くの投資家はどこかで運用をしたいと思っても、なかなか優良な案件を見つけることは難しいですよね。そしていつもリスクを取るのは『投資家』側です。※預けた資金の持ち逃げリスクや運営会社の破綻リスクなど
- 運用資金の目的外利用
- 運営による持ち逃げ
- 実態のないコインへの投資
などの『投資家(が遭う詐欺)リスク』に対して、一定のルールによって自動的に実行されるプログラム(=スマートコントラクト)により、不確実なリスクを排除することが可能です。
つまりDeFuのサービスは、本来投資家が取るべき運用リスク(=元本割れ)だけに集中できる仕組みになっています。
そして投資家が運用先を選定するファンドマネージャーに対しても、一定のルール・基準を設けることで粗悪なファンドを排除できる仕組みを構築予定です。
ロードマップ|DeFu
※参照元:https://docs.defu.app/roadmap
- 2021年Q3 プロトタイプ完成
- 2021年Q4 サービスローンチ(マーケティング開始、運用資金10億円突破目標
- 2022年Q1 UIアップデート(運用資金50億円目標/ファンド向け自動売買API・SDK開発)
- 2022年Q1~Q2 中央集権取引所に複数上場予定
- 2022年Q3 運用資金100億円目標
DeFuサービスは、多数のファンドを組成できるプラットフォームとなります。
そして投資家はそのファンドを活用して仮想通貨を透明性高く・安全に運用する事が可能となります。
ここで世界のヘッジファンドの市場規模を紹介します。
2020年現在、世界のヘッジファンドの投資家からの預かり資産は3兆8260億USD(=約400兆円)という非常に巨大なマーケットが出来上がっています。※世界TOPファンド(989億USD=約10兆円)
DeFuサービスを通じてファンド市場の1%でも獲得する事ができれば、『約4兆円』というファンド組成プラットフォームとなります。
独自トークンについて|DeFu
※参考元:https://docs.defu.app/token-allocation
発行上限枚数:10億枚
- 20%:運営チーム
- 5%:プライベートセール
- 5%:アドバイザー
- 5%:ICOセール
- 30%:流動性インセンティブ(初年度40%/以降1年毎に半減)
- 35%:エコシステム&パートナー
DeFuでは独自トークンを発行します。
このトークンがあることによってDeFuサービス提供元では、ファンドの精査・トークン価格の上昇ができる仕組みを考えています。
- (ファンド)運用資産額に一定率の独自トークンを保有
- (ファンド)トークン保有で審査権を得る
- (投資家)ランキング上位ファンド運用時には一定のトークンが必要
- (運営元)一定割合をバーン(=発行枚数償却による相対的に価値上昇)
- (運営元)ロックアップ期間の採用(=売り圧の防止)
このようなトークン利用を想定して独自トークン価格上昇による恩恵を受けれるように設計されています。
例)(投資家)ランキング上位ファンド運用時には一定のトークンが必要
DeFuサービス元にて『月間の運用成績ランキング』を構築予定です。
投資家はランキング上位の成績が良いファンドに運用を委託したい場合は、投資家は一定数のDeFuトークンを保有する仕組みを採用します。
そしてファンド側も、投資家からの預かり資産額(=運用資金額)の一定利率に応じてDeFuトークンを保有する制度を採用します。
このような体制を取ることで、市場に流通するDeFuトークンを保有する人数が増える事で『売り圧の減少・買い圧の増加』つまりDeFuトークン価格の上昇に繋がると想定しています。
逆に言えば『ファンドの運用が失敗』した場合には、
- ファンド保有分のDeFuトークン
- 投資家保有分のDeFuトークン
上記のトークンが市場に売り圧となる可能性は考えられます。
DeFuでは発行枚数の5%をICOセールに割り当てを行います。
DeFu利用方法
- メタマスク接続
- 任意の通貨を選択
- ポートフォリオ割合に両替(最適レートを適用)
- 運用開始
DeFuサービスでは、メタマスク(ウォレット)を利用して接続します。※つまりご自身が管理するウォレットで資産運用を行いますので、透明性・安全性が担保されます。
メタマスクは100万人以上のユーザーが利用する仮想通貨ウォレットで、DeFi市場(分散型金融)の盛り上がりと共に利用ユーザー数が急増しています。
現在では、イーサリアム系だけではなくBSC(バイナンススマートチェーン)など複数のブロックチェーンに対応しているウォレットで、シンプルで使いやすいこともメリットの一つです。
1.任意の通貨を入金
投資家はファンドを選定後、任意の通貨で入金操作を行います。
2.ポートフォリオ割合に両替
DeFuのベストエクセキューション機能により最適なレートで、ファンドのポートフォリオ(保有比率)通りの割合に両替されます。(図のFund Bの場合はCoinAに30% CoinBに70%)
3.追加の利回りを獲得
ファンド内で保有中の資産の一部(図のFund AのCoinA場合は50%)を他のDeFiプラットフォームへ貸し出すことで追加の利回りを得ます。
この際リスク分散のために貸し出し総量のうち、どのDeFiにどれくらいの量をアロケーションするのかに関しても事前定義されたアルゴリズムに従ってDeFuが自動で設定を行います。(マニュアル設定も可能)
DeFuサービスは、より安全なそして健全にプラットフォームを構築するために、以下の機能をユーザーに提供しています。
DeFuサービス元が提供する内容
- 認証ファンド
- リバランス機能
- 運用報酬設定
- 入出金制限
- エコシステム
- ステーキング(利回りの最適化)
- 多数の通貨の入金対応
- 売買APIキーの提供
- ベストエクセキューション
以下にて各項目についてかんたんに解説をいたします。
■認証ファンド
著名な人が自分のファンドを運用し始めた際に、同じ名前で同じファンドのコピーが出回ることが予想されます。
DeFuではソーシャルネットワークサービスでの簡単な本人確認で、投資家にそのファンドが公式のものであることを証明できます。
そして公式のファンドとなったものは、未認証ファンドとは別のページで表示され、安全性や情報開示姓の面からより投資家に信頼されやすく資金を集めやすくなります。
■リバランス機能
投資している資産の値動きを見て適切に資産をリバランスするのはファンドマネージャーの仕事です。しかし投資しているアセットの数が増えてくると、それらすべてを1つずつ売買するのは現実的ではありません。
そこでDeFuでは1クリックで予め設定したアロケーションにリバランスする機能を搭載しています。途中で割合を変更する場合も、すべての売買を1トランザクションで行うため、ガス代の節約効果もあります。※別ページで紹介するAPI機能を用いることで、より自由度のあるリバランスも可能になります。
■運用報酬設定
DeFuではファンドマネージャーによって報酬形態に差があることを理解しています。
低いパフォーマンスフィーで管理費用をもらうファンドもあれば、50%のパフォーマスフィーで管理手数料なしの場合もあるかもしれません。
DeFuではそれらのニーズ全てに対応するために、ファンド組成時にどのような報酬形態にするかをファンドマネージャー自身が設定することが可能です。
またこれらは組成時にスマートコントラクトに書き込まれあとから変更することは不可能となり、投資家は安心して投資をすることができます。
現在想定している手数料形態は以下のとおりです。
- 利益に対して%での手数料
- 資産残高に対しての%での資産管理手数料
- 入金時、出金時にその金額のx%の手数料(プラットフォーム手数料とは別)
※今後追加される可能性があります。
■入出金制限
DeFuでは頻繁な入出金がファンドの運用に与える悪影響について理解しています。
暗号資産マーケットでは悪意を持ったpump & dumpがしばしば行われますが、DeFuではそれができないように、ファンドマネージャーが入出金制限のルールを決めることができるようになっています。
一度入金した場合1週間ロックというルールを決めた場合投資家は1週間資金を引き出すことができません。
この期間を長くしすぎると投資家は離れていく可能性があります。DeFuではオプションは提供しますが、どのような期間を設定するかはファンドマネージャー次第です。
この設定はファンド組成後にファンドマネージャーがあとから変更ができないようになっているため、勝手にロック期間が延長されるようなことはありません。
■エコシステム
DeFuではガバナンストークンのDEFUを発行します。
これはの実態のない銘柄への投資や不安定なDeFiへの投資などのプラットフォームの乱用を防ぐために、預け入れ可能なDeFiや投資可能なコインの選定、手数料形態の変更などプラットフォームの仕様変更の投票権として機能します。
これによりコミュニティ全体で安全な投資先が絞られていき、自然とDeFuで運用される投資先は安全なものになっていきます。
・優秀なファンドへのインセンティブ
DeFuではより活発なコミュニティ形成のために毎月のリターンの上位のファンドマネージャーにインセンティブとしてDEFUの配布を予定しています。これにより、ファンドマネージャーはよりよいリターンを出すモチベーションが生まれます。
・優秀なファンドとは?
- シャープレシオ
- ドローダウン率
- 利回り
などで評価されます。
■ステーキング(利回りの最適化)
※イーサリアムのステーキング数量推移グラフ
DeFuではある程度の動かす予定の無い資金を、自動で他のDeFiプラットフォームへ貸し出すことで追加の利回りを得ることができます。(手動でも可能)
これにより単純保有よりも確実にパフォーマンスが向上し、長期投資家にとっては非常に大きなメリットとなります。
しかしながらファーミングを行うことで増加するリスクを負いたくない投資家がいることも理解しています。その場合DeFuでは貸し出し等をしないファンドを選ぶことも可能です。
これらの設定は非常に自由度が高く作られていますが、途中からルールを変更できない仕組みであるため、ファンド組成後にファンドマネージャーの悪意のある行動はできないようになっています。
※参考記事
■多数の通貨の入金対応
DeFuでは投資家に幅広いデポジット通貨を提供しています。
Binance smart chainの以下のコインに対応しています。
ETH,USDT,USDC,BUSD,BNBなど。
※別のチェーンへの展開も計画中
■売買APIキーの提供
ブロックチェーンに精通していないエンジニアでも簡単なAPIの組み込みだけで、DeFuに対して売買指示を行うことができます。
これにより、すでに自動化された売買ストラテジーの実装や、大量の銘柄を扱う独自インターフェースの実装等が可能になります。
■ベストエクセキューション
複数のDEXの価格を参照し一番有利な価格で発注を行います。
ファンドマネージャーは発注するだけで、ベストレート探索やエクセキューションはDeFuが行います。
これによりファンドの規模が大きくなってきた際の流動性不足問題を解決します。
あとがき|DeFu
- 2021年秋頃:プロトタイプ完成
- 次世代の資産運用型プラットフォーム
- DeFi市場のサービス
いかがでしたか?
仮想通貨業界で詐欺案件が横行する中で疑心暗鬼になっている投資家も多数いらっしゃると思います。かくいう筆者もそのうちの一人ですが。。。
これまで沢山のICO案件・投資案件に参加してきましたが、長く続く投資プロジェクトは非常に少ない業界だと感じています。
だからこそ『安全性・透明性』が高いDeFi市場に注目が集まり、2020年頃より海外中心に急激に成長している市場の一つとなっています。
特に『ステーキング』などのDeFi案件が人気です。
DeFuは、DeFi市場の中でも『投資家・ファンドマネージャー・他のDeFiプロジェクト』の三者に対してアプローチすることが出来るプラットフォーム型のサービスとなります。
プロジェクトはまだ立ち上がったばかりで、2021年12月現在ではまだまだネット上の評判や噂はあまり有りませんが、中期ビジョンでこのプロジェクトに参加してみるのは面白いかも知れません。
※ただし投資はあくまでも余剰資金であること・生活が困窮しない程度の資産で参加することを推奨いたします。
■そのほかの運用案件を紹介
国内外の取引所やサービス業者問わず、放置(=眠らせている仮想通貨資産)があれば運用する事をオススメします。
2015年より仮想通貨市場と関わってきた筆者の見解は、暗号資産業界が今後も上昇する見込みであれば、資産額を増やすことよりも枚数を増やすことが重要であると考えています。
もちろんドルコスト平均法で、毎月積立投資のように買い続けるという投資行動も重要です。
※ただし投資はあくまでも余剰資金であること・生活が困窮しない程度の資産で参加することを推奨いたします。