トラストウォレットのリカバリーフレーズの確認手順

スマホを機種変更したとき、またはなくしたとき、新しいスマホでトラストウォレット(Trust Wallet)を使い続けるには「復元」が必要です。復元に使うのは、ウォレットを作ったときに表示された英単語の並び、リカバリーフレーズ(シークレットフレーズとも呼ばれます)です。英単語は12個(ウォレットによっては24個)あります。

この記事では次の2つを説明します。

  • まだ困っていない人が、先にやっておく準備(フレーズの確認と保管)
  • 新しいスマホを手にした人が、ウォレットを戻す手順

もう新しいスマホを持っている方/スマホをなくした方は、フレーズを書いた紙を用意して「3. 新しいスマホで復元する手順」へ進んでください。ただし、最後の「4. 復元のときに狙われる詐欺」だけは必ず読んでください。

1. 先に知っておくこと:フレーズがすべて

トラストウォレットは、資産を動かすための鍵を利用者自身が持つ「自己管理型」のウォレットです(公式の説明)。取引所のように、会社がパスワードを再発行してくれる仕組みではありません。

そのため、覚えておくことは2つだけです。

  • フレーズがあれば、どのスマホでもウォレットを戻せる
  • フレーズを他人に知られると、その人もあなたのウォレットを戻せてしまう(=資産を動かせてしまう)

フレーズは「なくさない」と「見せない」の両方が必要です。

2. 準備:フレーズを確認して、紙に書いて保管する

機種変更の前に、今のスマホで次を済ませておきます。ここで表示されるのは、今使っているウォレットのフレーズそのものです。新しいフレーズが作られるわけではないので、すでに書き留めた紙がある方も安心して確認に使えます。12個そろっているか、順番まで正しく書けているかを確かめておきましょう。

公式ヘルプ(英語)の案内では、手順は次のとおりです。

  1. トラストウォレットを開き、歯車のアイコン(設定)をタップする
  2. バックアップしたいウォレットを選ぶ
  3. 手動バックアップ(manual back up)の「back up now」を選ぶ
  4. パスコードまたは顔認証で本人確認をし、注意事項のチェックをすべて入れる
  5. 表示された英単語を、表示された順番どおりに紙に書く
  6. 確認の画面で、書いた順番どおりに単語を選ぶ

※アプリのボタン名は、表示言語や更新によって変わることがあります。見つからないときは、公式ヘルプの最新の案内を確認してください。

保管のしかた

フレーズが表示されている画面は、安全のためスクリーンショットや画面録画ができないようになっています(公式の説明)。フレーズはネットにつながらない形で、手元に残します。公式は、次のような保管をすすめています。

  • 紙1枚だけにしない:1枚だけだと、なくす・汚す・壊すとそれで終わりです。2部以上作り、別々の安全な場所に置きます
  • 置き場所:自宅の金庫や銀行の貸金庫など、自分だけが開けられる場所
  • 丈夫な素材も検討する:紙は破れる・色あせる・濡れる・まちがって捨てることがあります。火や水に強い金属製のプレートに刻む方法もあります
  • ときどき確かめる:保管したものが読める状態か、ときどき確認します

反対に、次の保管は避けてください。

  • メールやクラウド、チャット、スマホのメモに保存する:アカウントが乗っ取られると、そこから見られてしまいます(公式の説明)
  • 写真に撮る:写真はクラウドに自動で保存されることがあります

3. 新しいスマホで復元する手順

トラストウォレットの復元手順

フレーズを書いた紙を手元に用意してから始めます。公式ヘルプ(英語)の案内では、次のとおりです。

  1. 新しいスマホに、トラストウォレットのアプリを入れる

– 偽物のアプリに注意してください。公式サイト(https://trustwallet.com/)からストアへ進むと確実です

  1. アプリを開き、「I already have a wallet」(すでにウォレットを持っている)を選ぶ
  2. 戻し方として「Secret Phrase」(シークレットフレーズ)を選ぶ
  3. 紙に書いた英単語を、書いた順番どおりに手で入力する

– 単語と単語の間は半角スペースです。日本語入力のままだと全角スペースが入ることがあるので、英字の入力に切り替えてから打ちます
– 進む前に、つづりと順番をもう一度見直します

  1. ウォレットの種類を聞かれたら、いろいろな仮想通貨を1つのウォレットでまとめて管理する場合は「Multi-Coin Wallet」(マルチコインウォレット)を選ぶ
  2. 「Restore Wallet」をタップし、終わるまで待つ
  3. 残高とトークンを確かめる

※ボタン名は、表示言語や更新によって変わることがあります。見つからないときは、公式ヘルプの最新の案内を確認してください。

残高やトークンが見当たらないとき

公式ヘルプによると、トークンによっては復元のあとに手で追加が必要なことがあります。見当たらないトークンがあっても、復元に失敗したとは限りません。追加のしかたは「アプリの使い方(トークンの表示・追加)」を見てください。

このタイミングで「表示されない資産を取り戻します」と話しかけてくる相手は詐欺です(4章)。

フレーズが分からないとき

紙をなくした、書き間違えていた、という場合でも、前のスマホがまだ手元にあって開けるなら、「2. 準備」の手順でフレーズをもう一度表示できます。新しいスマホへ移る前に、必ず確かめてください。

前のスマホも、フレーズも、どちらもない場合は、ウォレットを戻すことはできません。公式も、フレーズがなければスマホをなくしたときに資産は戻らない、と案内しています。

4. 復元のときに狙われる詐欺

「ウォレットが開けない」「復元がうまくいかない」と困っているときは、詐欺に狙われやすいタイミングです。たとえば次のような誘いです。

  • SNSで「サポートです」と話しかけてくる
  • 「同期が必要です」「認証してください」と、フレーズの入力を求めるサイトへ誘う
  • 「復元を代行します」と言ってくる

フレーズを尋ねてくる相手は、全員詐欺だと考えてください。 トラストウォレットの公式も、正規の会社がフレーズを尋ねることはない、と案内しています。フレーズを入力してよいのは、自分のスマホのトラストウォレットのアプリの中だけです。

5. 次に読む記事

これからトラストウォレットに仮想通貨を入れる方は、国内の登録業者で購入してから送ります。送り方は「アプリの使い方」の入金の節にあります。

この記事の確認日:2026年10月1日
参考(公式):

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