トラストウォレットのアプリの使い方

トラストウォレット(Trust Wallet)で、仮想通貨を受け取る・送る・表示されないトークンを追加する・送った取引を確かめる方法を説明します。どれも、一度まちがえると取り戻せないことがある操作です。手順の前に、「1. 送る前に必ず確かめる3つのこと」だけは読んでください。

  • 受け取りたい → 2章
  • 送りたい → 3章
  • 送った(受け取った)取引を確かめたい → 4章
  • 持っているはずのトークンが表示されない → 5章
  • これから仮想通貨を買って入れたい → 6章

ウォレットをまだ作っていない方は「トラストウォレットとは」から始めてください。

1. 送る前に必ず確かめる3つのこと

仮想通貨の送金は、確定すると取り消せません。トラストウォレットの公式も、送る前にアドレス・通貨の種類・金額・ネットワークを確かめるよう案内しています。

  1. アドレス:送り先のアドレスを、1文字ずつ確かめます。1文字でも違うと、まったく別の、自分では開けないウォレットに届いてしまいます(公式の説明)
  2. ネットワーク:ネットワークは、仮想通貨を運ぶ「道」(ブロックチェーン)のことです。同じ名前の通貨でも、複数の道で使われていることがあります(例:イーサリアムの道と、BNB Smart Chainの道)。道が違うと、アドレスの形式も違います(公式の説明)。送る側と受け取る側で道がそろっていないと、資産を失うことがあります(公式の説明)
  3. 手数料:送金には手数料(ネットワーク手数料)がかかり、混み具合やネットワークによって変わります。トラストウォレットでは、確定する前に手数料の見込みが表示されるので、そこで確かめます(公式の説明)

履歴からアドレスをコピーしない

自分のウォレットに少額を送りつけ、取引の履歴に本物そっくりのアドレスを紛れ込ませる詐欺があります。公式は、アドレスは履歴からではなく、信頼できる元(相手から直接もらったもの、取引所の入金画面など)からコピーするよう案内しています。

初めての相手やネットワークに送るときは、まず少額を送って、届いたのを確かめてから残りを送ると安心です。

2. 受け取る(入金)

トラストウォレットの入金手順

  1. トラストウォレットを開き、受け取りたい通貨を選ぶ
  2. 「Receive」(受け取る)をタップする
  3. 自分のアドレスが、文字とQRコードで表示される
  4. 送ってくれる相手(または取引所の送金画面)に、このアドレスを伝える

– 「Copy」でコピーするか、QRコードを読み取ってもらいます。公式は、まちがいが起きにくいQRコードをすすめています

アドレスは、他人に教えても大丈夫な情報です。アドレスだけでは、ウォレットを開くことも資産を動かすこともできません(公式の説明)。ただし、リカバリーフレーズは絶対に伝えないでください(→「復元方法」)。

受け取るときにネットワークをそろえる

  • Trust Wallet 側:手順1で通貨を選ぶとき、同じ名前の通貨がいくつか並んでいたら、どのネットワークのものかを確かめてから選びます。見分け方が分からないときは、公式ヘルプの最新の案内を確認してください
  • 送る側(取引所など):送金画面でネットワークを選ぶ欄があれば、Trust Wallet で選んだ通貨と同じネットワークを選びます。公式のBNBの受け取りガイドでは、取引所の送金画面で「BNB Smart Chain (BSC)」を選ぶよう案内しています

3. 送る(出金)

トラストウォレットの出金手順

  1. トラストウォレットを開き、送りたい通貨を選ぶ
  2. 「Send」(送る)をタップする
  3. 送り先のアドレスを貼り付けるか、相手のQRコードを読み取る
  4. 送る金額を入れる
  5. 確定の前の画面で、送り先のアドレス・金額・選ばれているネットワーク・手数料を確かめる(公式の案内)
  6. 違っていたら確定せずに戻り、正しいネットワークの通貨を選び直す。合っていれば送金を確定する

送った取引は、その通貨の画面の履歴に表示されます。

手数料の分を、ネットワークの基本の通貨で持っておく

送金の手数料は、送る通貨そのものではなく、そのネットワークの基本の通貨で支払います(公式の説明)。

  • ビットコインを送る → 手数料もビットコイン。送る金額とは別に、手数料の分を残しておく
  • イーサリアムのネットワークのトークンを送る → 手数料はETH
  • BNB Smart Chainのトークンを送る → 手数料はBNB

トークンだけを持っていて、そのネットワークの基本の通貨がないと、送金できません。5章で追加したトークンを送るときも同じです。

4. 送った・受け取った取引を確かめる

取引には、それぞれ固有の番号(トランザクションハッシュ、TxHash や TXID とも呼ばれます)が付いています。届かない・遅いと感じたときは、この番号で取引の状態を確かめます。

  1. トラストウォレットで、その通貨の画面を開く
  2. 確かめたい取引をタップする
  3. 「View on blockchain explorer」(ブロックエクスプローラーで見る)を選ぶ

ブロックエクスプローラーは、ブロックチェーン上の取引を誰でも見られるサイトです。アプリから開くと、その取引のネットワークに合ったサイトが開きます。公式が代表例として挙げているのは、次のサイトです。

取引の状態は「Pending(処理待ち)」「Confirmed(完了)」「Failed(失敗)」のいずれかで表示されます(公式の説明)。

5. 表示されないトークンを追加する

主なネットワークの有名なトークンは、受け取ると自動で表示されます。表示されないトークンは、手で追加します(公式の説明)。

  1. ホーム画面を下へスクロールし、トークンの一覧で「View all」(すべて表示)をタップする
  2. 右上の設定ボタンをタップする
  3. 「Manage Crypto」を選ぶ
  4. 「+」をタップする(「Token」のタブのまま進める)
  5. トークンのネットワークを選ぶ
  6. トークンのコントラクトアドレスを入れる
  7. トークンの名前・シンボル(略称)・桁数(Decimals:そのトークンを小数点以下何桁まで扱うかの数字)を入れる。どれも、コントラクトアドレスと同じ所(プロジェクトの公式サイト、またはブロックエクスプローラー)で確かめられます(公式の説明)
  8. 「Import」をタップする

コントラクトアドレスは、プロジェクトの公式サイトで確かめる

コントラクトアドレスは、トークンごとの識別番号です。まちがったアドレスを入れると、詐欺のトークンや偽のプロジェクトにつながることがあります(公式の説明)。公式は、プロジェクトの公式サイトや、そのプロジェクトが運営する認証済みのSNSで確かめ、他人のサイトから写さないよう案内しています。

※ボタン名は、表示言語や更新によって変わることがあります。見つからないときは、公式ヘルプの最新の案内を確認してください。

6. 仮想通貨を買って入れる

トラストウォレット自体は、仮想通貨を販売していません(公式の説明)。アプリの中にも購入の入口がありますが、海外の事業者を通じた購入になります。

この記事では、国内の登録業者で購入して、トラストウォレットへ送る方法をすすめます。

  1. 国内の登録業者で口座を開き、仮想通貨を購入する(例:「コインチェックの口座開設ガイド」)
  2. トラストウォレットで、受け取りたい通貨のアドレスを表示する(2章)
  3. 取引所の送金画面で、そのアドレスとネットワークを合わせて送る(例:「コインチェックの送金ガイド」)
  4. 初めてのときは少額で送り、届いたのを確かめてから残りを送る(1章)

7. 次に読む記事

この記事の確認日:2026年10月1日
参考(公式):

連載「ミサキの0からクリプト」

暗号資産をまだ買ったことのない会社員のミサキが、塾長に質問しながら一つずつ確かめていく連載です。第0話から読む →

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