
ADA(エイダ)は、カルダノ(Cardano)というブロックチェーンで使われる暗号資産(仮想通貨)です。この記事では、ADAとカルダノが何なのかを公式の説明にそって整理し、買うかどうかを自分で決めるための考え方、今の日本での買い方・安全な持ち方、よくある詐欺を説明します。
目次
1. ADAとカルダノを短く言うと
- カルダノ:誰でも使える公開のブロックチェーンです。ADAを持っている量にもとづいて運営の担当を選ぶ「プルーフ・オブ・ステーク」という方式で動いています(公式の説明)
- ADA:カルダノの上で使われる通貨の名前です
- いつから:2015年に開発が始まり、2017年9月に動き始めました(公式の説明)
- 発行の上限:450億ADAまでと決まっていて、それ以上は増えません(公式の説明)
- 名前の由来:19世紀の数学者で、最初のコンピュータープログラマーと呼ばれることが多いエイダ・ラブレスから取られています(公式の説明)
カルダノの開発には、複数の組織がかかわっています。公式サイトでは、Cardano Foundation(カルダノ財団)、EMURGO(エマーゴ)、Input Output(IOG)などが紹介されています。IOGの創業者でCEOのチャールズ・ホスキンソン氏は、イーサリアムの共同創設者の一人です(IOGの説明)。
カルダノの上では100を超えるアプリが動いていて、その種類はウォレット、取引所、貸し借り、本人確認(ID)、ゲームなどさまざまです(公式の説明)。
2. ADAは何に使うのか
公式の説明では、ADAの主な使い道は次の4つです。
- 手数料の支払い:カルダノで送金などをするときの手数料
- ステーキング:ネットワークの運営に参加して、報酬を受け取る(くわしくは5章)
- 投票:カルダノのルールの変更や資金の使い道を決める投票。2025年から、財団や会社ではなく、ADAを持つ人などがブロックチェーンの上で決める形になっています(公式の説明)。投票は、「DRep(ディーレップ)」と呼ばれる代表者に任せることができます。自分のウォレットでステーキングをする場合は、このDRepへの委任をしないと報酬を引き出せません(くわしくは5章)
- アプリでの支払い:カルダノの上で動くサービスの代金
プルーフ・オブ・ステークでは、新しい取引の記録(ブロック)を作る担当を、計算の力ではなく、預けられているADAの量にもとづいて選びます。そのため、採掘(マイニング)用の大量の機械は要らず、ふつうのサーバーで動かせます(公式の説明)。カルダノのこの仕組みは「ウロボロス(Ouroboros)」と呼ばれています。
3. 価格と「将来性」の考え方

口座を作る前に値動きを見たいときは、国内の取引所のサイトで見られます。たとえば、SBI VCトレードのサイトにある「チャート・相場」の一覧から「カルダノ(ADA)」を開いてください。口座を作ったあとは、その取引所のアプリでも確かめられます。
「将来ADAの価格が上がるかどうか」は、誰にも約束できません。カルダノの公式ドキュメントも、暗号資産への投資には投資したお金の一部または全部を失うリスクがあると書いています。
買うかどうかを決めるときは、値上がりの予想ではなく、次の点で考えてください。
- 何のために持つのか:値上がりを期待するだけか、ステーキングや投票など、使い道に参加したいのか
- なくなっても生活に困らない金額か:国内の取引所では少額から買えます(SBI VCトレードの場合、現物は1円から)
- 利益を約束する話に乗らない:公式も、まともなプロジェクトは利益を約束しないと注意しています(6章)
4. 国内での買い方
今は、国内の取引所で日本円でADAを買えます。 海外の取引所を経由する必要はありません。
たとえば、SBI VCトレード(暗号資産交換業の登録番号:関東財務局長 第00011号)は、取り扱う銘柄の中にカルダノ(ADA)を挙げています。ここでは例として1社を挙げていますが、ほかの取引所でもかまいません。
大まかな流れは次のとおりです。
- 金融庁に登録している国内の取引所を選ぶ。SBI VCトレード以外を使う場合は、その取引所のサイトにある取扱い銘柄の一覧に、ADA(カルダノ)があるかを先に確かめる(SBI VCトレードではトップページの「取扱暗号資産」に載っています)
- 口座を作る(取引所のサイトにある「口座開設ガイド」にそって進める)
- 口座に日本円を入れる
- ADAを買う(使い方は、取引所のサイトにある「ご利用ガイド」で確かめる)
買う前に知っておくこと
- 買い方には「販売所」と「取引所」があります。 SBI VCトレードの場合、現物の買い方としてこの2つが用意されています
- 販売所では、買うときの値段(買いレート)と売るときの値段(売りレート)が別々に示され、差があります(SBI VCトレードの取扱い一覧)。買ってすぐ売ると、その差の分だけ損をします
- 税金:暗号資産の売買で得た利益は雑所得として総合課税の対象となり、確定申告が必要な場合があります(SBI VCトレードの説明)
- ウォレットどうしで直接交換する「DEX(分散型取引所)」は、初心者向きではありません。 すでにADAを持っている人が使うもので、公式も初心者には向かないと説明しています
5. 専用ウォレットと、安全な持ち方
取引所で買ったADAは、そのまま取引所の口座に置いておくことも、カルダノ用のウォレットに送って自分で持つこともできます。どちらにも、あなたが負うリスクがあります。
| 取引所に置いたまま | 自分のウォレットで持つ | |
|---|---|---|
| ADAを管理しているのは | 取引所(公式の説明) | 自分 |
| あなたが負うリスク | 取引所が倒産した場合、預けたお金や暗号資産が返ってこない可能性がある(SBI VCトレードの説明) | リカバリーフレーズ(ウォレットを作るときに表示される単語の並び)をなくしたり知られたりすると、ADAを取り戻せない(公式の説明) |
| ステーキング | 取引所によってはステーキングのサービスがある(SBI VCトレードにもある。ADAが対象かは取引所の案内で確かめる) | 自分で委任して参加できる(下の「ステーキング(委任)」) |
カルダノの公式サイトは、取引所に必要以上に長く置かず、ウォレットを使うことを勧めています。ウォレットに移すなら、下の「リカバリーフレーズについて、これだけは守る」を守れることが前提です。
取引所からウォレットへ送るときは、ウォレットに表示される自分のアドレス(受け取り用の宛先)を、送り先として取引所に入れます。送る前に宛先をよく確かめてください。送ったADAは戻せません(公式の説明)。SBI VCトレードは暗号資産の送付(入出庫)手数料はかからないと案内していますが、ADAを外部へ送れるかどうかは、取引所の案内で確かめてください。
カルダノのウォレット
- 公式サイトの「始め方」のページ(https://cardano.org/get-started/ )では、IOGが作っている Lace(レース) が紹介されています。iPhone・Androidのアプリと、パソコンのブラウザに入れる拡張機能があります
- 同じページでは、経験者向けとして Eternl(エターナル) も紹介されています
- Yoroi(ヨロイ) や Daedalus(ダイダロス) は、カルダノの初期に出たウォレットです(公式の説明)。これから新しく入れるなら、公式サイトの「始め方」のページに載っているウォレットから選んでください
公式サイトは英語のページですが、画面上の言語の切り替えで日本語を選べます。偽物のアプリやサイトがあるため(公式の説明)、ウォレットは公式サイトからたどって入れてください。
リカバリーフレーズについて、これだけは守る
公式の説明では、ウォレットが持っているのはADAそのものではなく、ADAを動かすための「鍵」です。ADAの記録はブロックチェーンの上にあります。その鍵を元に戻すためのものが、リカバリーフレーズです。
- 紙に書いて、オフラインで保管する(公式の説明)
- 誰にも教えない。 アドレス(ADAを受け取るための宛先。銀行の口座番号のようなもの)は人に教えてかまいませんが、フレーズは誰にも教えません(公式の説明)
- フレーズを知られると、ウォレットを丸ごと乗っ取られます。盗まれたADAは取り戻せません(公式の説明)
ステーキング(委任)
自分のウォレットで持っているADAは、「ステークプール」と呼ばれる運営者に任せる形で、ネットワークの運営に参加し、報酬を受け取れます。公式の説明では、
- ADAはウォレットから動かない
- 任せる期間のしばりがなく、最低額もない
- 罰としてADAを取り上げられる仕組みはない
始めるときは、次の2つをウォレットの中で行います(公式の説明)。
- ステークプールに委任する。 このとき登録も行われ、あとで返ってくる預け金が必要です(金額は手続きのときにウォレットで確かめてください)
- 投票をDRep(投票を任せる代表者)に委任する。 これをしないと、ステーキングの報酬を引き出せません
6. 詐欺に注意
カルダノの公式サイトは、よくある詐欺として次のようなものを挙げています。
- 「ADAを送れば2倍にして返す」:ホスキンソン氏などの偽の動画配信を使うことが多い。送ったADAは戻りません
- サポートを名乗る人:SNSやフォーラムで「直してあげる」と近づき、フレーズを聞き出す。サポートを名乗る相手にも、フレーズは教えません
- 「カルダノ公認」「必ずもうかる」をうたう投資話:まともなプロジェクトは利益を約束しません
7. 次に読む記事
- ビットコインの基本 → https://hyip-information.com/coin/bit/bitcoin/
- イーサリアムの基本 → https://hyip-information.com/coin/ethereum/eth/
- ブロックチェーンの仕組み → https://hyip-information.com/coin/bit/%e4%bb%ae%e6%83%b3%e9%80%9a%e8%b2%a8%e3%81%af%e3%83%96%e3%83%ad%e3%83%83%e3%82%af%e3%83%81%e3%82%a7%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%81%8c%e5%ae%89%e5%85%a8%ef%bc%9f%e3%83%93%e3%83%83%e3%83%88%e3%82%b3%e3%82%a4/
この記事の更新について:以前の版では、カルダノを「オンラインゲームやオンラインカジノのためのプラットフォーム」と説明していましたが、公式の説明はそうではないため、全面的に書き直しました。2018年ごろのニュース、価格の予想、海外取引所の価格のチャート、海外の取引所を経由する買い方も外しています。
この記事の確認日:2026年10月13日
参考(公式):
- Cardano「What is Cardano?」https://cardano.org/what-is-cardano/
- Cardano「What is ada?」https://cardano.org/what-is-ada/
- Cardano「Get started with Cardano」https://cardano.org/get-started/
- Cardano「Where to get ada?」https://cardano.org/where-to-get-ada/
- Cardano「Common Cardano scams」https://cardano.org/common-scams/
- Cardano Docs「Introduction」https://docs.cardano.org/about-cardano/introduction
- Cardano Docs「Eras and phases」https://docs.cardano.org/about-cardano/evolution/eras-and-phases
- IOG「Leadership」https://www.iog.io/leadership
- SBI VCトレード https://www.sbivc.co.jp/









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