
2026年8月24日(月)から8月30日(日)のビットコイン(BTC)市場を振り返る週間まとめ記事です。
今週のBTCは、8月24日時点の1,232万円前後から週前半に1,300万円を試す展開となりましたが、ジャクソンホール会議でFRBのケビン・ウォーシュ議長がタカ派姿勢を示したことで反落。8月29日時点では1,244万円前後で推移しました。
一方、価格が上昇する局面で、暗号資産投資商品への大規模な資金流入も確認されました。週前半3営業日だけで16.5億ドルが流入し、そのうちBTCには9.76億ドルが流入しています。企業によるBTC蓄積も続き、欧州のキャピタルBは追加取得を目的とした2,100万ユーロの増資を発表しました。
今週は、BTCが1,300万円を試す場面と投資商品への資金流入が確認された一方、金融政策への警戒が上値を抑えた1週間だったと整理できます。
- BTCが1,300万円を試した後に反落した理由
- ジャクソンホール講演がBTCへ与えた影響
- 暗号資産投資商品への16.5億ドル流入の内訳
- キャピタルBがBTC追加取得へ38億円規模を調達する内容
- 来週確認すべき米雇用指標・金利観測・資金フローのポイント
目次
重要ニュース①|BTCは1,300万円を試すも、ジャクソンホール後に反落
8月24日時点のBTCは1,232万円前後で推移していました。
その後、米財務省一般勘定(TGA)の取り崩しによる市場流動性改善への期待から買いが入り、週前半には1,300万円を試す展開となりました。
CoinPost掲載のbitbank週次分析では、8月28日正午時点で1,270万円周辺。一方、ジャクソンホール会議でウォーシュFRB議長がインフレ抑制を重視するタカ派姿勢を示したことで、BTCは一時7万6,909ドルまで下落しました。
8月29日時点のBTC円価格は1,244万円前後と報じられています。(出典:Crypto Times 2026/08/24、CoinPost 2026/08/30、Crypto Times 2026/08/29)

ジャクソンホール講演後には9月利上げ観測が約35%から約60%へ上昇しており、金利上昇への警戒が再びBTCの上値を抑える材料になっています。
重要ニュース②|暗号資産投資商品へ3営業日で16.5億ドル流入
コインシェアーズの報告によると、週明けから3営業日で暗号資産投資商品全体へ16億5,000万ドルの資金が流入しました。
内訳ではBTCが9億7,600万ドルと最大。ETHにも4億7,800万ドルが流入し、主要暗号資産を中心に資金が入っています。
前週にも29億4,000万ドルの流入があり、暗号資産投資商品では2週連続で大規模な資金流入が確認されました。(出典:CoinPost 2026/08/29)

今回のデータではBTCが最大の流入先となっており、暗号資産投資商品を通じたBTCへの資金流入が確認された点が重要です。
ただし、数日間あるいは2週間の流入だけで、長期的な資金流入トレンドへ転換したと断定することはできません。
重要ニュース③|キャピタルB、BTC追加取得へ2,100万ユーロ調達
欧州初のビットコイン財務戦略企業を掲げるキャピタルBは8月28日、2,100万ユーロ(約38億円)の第三者割当増資を発表しました。
引受先にはブロックストリームCEOのアダム・バック氏や資産運用会社TOBAMなどが含まれ、調達資金はBTCの追加取得へ充てる方針です。
増資は新株と新株予約権を組み合わせた形式で実施され、新株予約権がすべて行使された場合には追加資金を調達できる設計となっています。(出典:CoinPost 2026/08/29)
一方、株式発行を伴うBTC購入では既存株主の希薄化も発生するため、BTC保有量だけでなく、どのような方法で購入資金を調達しているかを見る必要があります。
その他の注目ニュース
- Core Lightningで脆弱性を確認、ノード運営者へ緊急対応を要請
- ストライブ、1,192BTC相当の追加購入資金を調達した可能性
- メタプラネットCEO「BTCは底打ち」、アジア主導の新サイクルを予測
来週の動き予想
① JOLTS・米雇用統計と9月FOMC観測
来週は、米国の労働市場を確認する経済指標が重要になります。
9月1日のJOLTS求人件数や9月4日の米雇用統計などを受けて、9月FOMCでの金融政策に対する市場予想がどう変化するかがBTCの重要材料になります。
雇用が市場予想を上回って強ければ金融引き締めへの警戒が強まる可能性があります。一方、労働市場の減速が確認された場合には、利上げ観測が後退する可能性があります。
ただし、経済指標に対するBTCの反応は、その時点で市場にどこまで織り込まれているかによっても変わるため、方向を事前に断定することはできません。
② 投資商品への資金流入が続くか
BTCには週前半3営業日で9.76億ドルが流入しました。
翌週も資金流入が続けば、BTC投資商品への需要が継続していることを示す材料になります。一方、再び流出へ転じた場合には、今回の流入が短期的なものだった可能性も考える必要があります。
③ BTC財務企業の買い増し
キャピタルBやストライブなど、企業による資金調達とBTC購入計画が続いています。
今後も企業需要が市場の供給を吸収するかに加え、増資や優先株など各社の資金調達方法にも注目が必要です。
※以上は公開情報を基にしたビットコイン予備校編集部の見解であり、BTC価格の上昇・下落を保証または断定するものではありません。
今週のまとめ
- BTC:8/24は1,232万円前後、週前半に1,300万円を試す
- 8/28正午:1,270万円周辺で推移
- ジャクソンホール:FRB議長のタカ派発言を受け、一時7万6,909ドルまで下落
- 資金流入:暗号資産投資商品へ3営業日で16.5億ドル、BTCには9.76億ドル流入
- 企業需要:キャピタルBが2,100万ユーロを調達しBTC追加取得へ
- 来週:JOLTS・米雇用統計、金利観測、投資商品フロー、企業買い増しが焦点
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