本記事では、バイナンス(Binance)取引所の仮想通貨における運用方法について図解します。
世界で最も取引量が多い「バイナンス(Binance)取引所」にて、仮想通貨の預け入れ(ロック期間あり/なし)による運用サービスが開始されています。
2022年11月30日をもって、Binance取引所への日本人新規登録の不可となりました。※以前から日本人登録停止の噂は出ておりましたが。。。
それに伴い、サイト内の日本語訳も掲載無しとなりました。既存ユーザーは、2022年12月時点ではそのまま利用が可能です。
しかしバイナンス日本上陸の報道もあり、FTX取引所のように日本人ユーザーの移行措置が検討されるのか?は現在の所は不明です。
※参考元:https://coinpost.jp/?p=412180
日本語対応をしており、老舗の取引所で取引量が世界TOP10位前後になる取引所は以下がオススメです。
など、眠っている(保管しているだけ)の仮想通貨を取引所経由内で貸付けやステーキング(≒取引所に預入れ)することで、年間利回りによる利息(配当)を得ることが出来ます。
取引することなく保管しているだけの仮想通貨資産があれば、ステーキング・貸付け(レンディング)・預入れを行い、少しでも資産を増やす方がお得という考え方です。
■ステーキングETH(イーサリアム)の例
また日本国内の取引所のサービスでは、
- 貸付けによる固定期間あり(資産がロックされる)
- 大きな利回りを得ることは難しい(それでも銀行の定期預金よりかは高利率)
しかしバイナンス取引所の預入サービスでは、固定(ロック)期間が無いサービス・年利1%~5%前後を(セービング)によって仮想通貨資産を効率よく増やすことができます。
今後セービング商品と並び、ステーキング(従来のマイニングに代わると言われる資産の預け入れによる資産運用方法)による投資商品がトレンドになるとも言われています。
※マイニングはマシンの購入が必要となり、『初期費用・月額費用』が必要となり参入障壁が高いが、ステーキングは保有する資産を預入するだけで良い
■ステーキング関連記事(アジア最大のステーキングプール)
それでは今回は、海外の取引所「バイナンス(Binance)取引所」が提供する預け入れ(セービング)サービスについて、筆者の体験とともに図解していきます。※2022年1月8日に情報を更新
■アカウントを保有されていない方はこちらをご参照下さいませ。
- (参考)登録方法:https://hyip-information.com/exchange/binance/
- (参考)使い方:https://hyip-information.com/exchange/binance-howto/
- アカウント登録(招待コード付き):https://www.binance.com/?ref=17993033
目次
運用(アーニング)設定手順|バイナンス(web版)
では早速、バイナンス取引所にて預け入れによる運用方法について図解します。※スマホのアプリ版は後述します。
1.収益を選択
※Est APY=年間利回り
- 「収益」を選択
- 「バイナンスアーニング」を選択
- 「コインを検索」で希望のコインを入力
- 「ステーク」ないし「定期登録」を選択
- 「元本保証」:単一通貨の預入れによる運用商品となりその名の通り元本が保証
- 「高利回り」:元本割れリスクが生じる
2.希望通貨の”ステーク”または”定期登録”をタップ
※2022年1月現在
- Est.APY:年間利回り
- 期間:ロック期間の表示
- フレキシブル:ロック期間なし(いつでも出金可能)
投資家にとっては、商品名より『Est APY(年利)・期間』の2点が重要かと考えられます。※一般的には『ステーキング・セービング』を選択します。
ここで「ロック期間」について解説します。
ロック期間中はもちろん預け入れをした仮想通貨の出金(=償還)ができない事を意味しますが、バイナンス取引所ではロック期間中でも出金(=償還)の操作を行うことが可能です。
ただしその場合は、毎日発生していた利息配当分が償還時に元本より差引されますのでご注意くださいませ。
3.数量を設定
※ロック期間ありの選択例
- 期間の選択(ロックがある場合)
- 数量を入力(最小枚数にご注意)
- 同意事項にチェック
- 「承認」をタップ
- 利息配当開始
4.アーニング内容の確認方法
- 「ウォレット」を選択
- 「収益」を選択
- 運用のサービス名称を選択
- 一覧で表示
※運用を停止したい場合は、アクションの「償還」をタップすることで取引や出金が可能な現物ウォレットへ移行します。
以上でweb版のバイナンス取引所のアーニング設定方法は完了となります。
運用(アーニング)設定手順|バイナンス(アプリ版)
ライト版になっている場合は、「定期ステーキング」が表示されませんので『プロ(pro)版』へと変更操作を行います。
1.プロ版へ変更
- 「マイアイコン」を選択
- トランザクションをタップ
2.ホームを選択
- 「ホーム」をタップ
- 「もっと表示」をタップ
- 「貯蓄」をタップ
3.アーニング商品が表示
- 通貨を入力する場合は検索ボックスに入力
- 「フレキシブル」または「ロック~」のいずれかを選択
※フレキシブルとは、「ロック期間」がなく毎日利息配当を得れる商品となります。
4.運用の設定
- 「確認」を選択
- 期間を選択(ロック期間がある場合)
- 数量の設定
- 自動更新にチェック
- 同意事項にチェック
- 「確認」をタップ
- 運用開始
※『自動更新』とは、ロック期間がある商品を選択時に【ロック期間満了後に自動でフレキシブル商品へと移行】することで利息を受けれる機会損失を無くす方法となります。
自動更新にチェックをしない場合は、期間満了後に現物ウォレット(=取引・出金操作)へと移行します。
以上でアプリ版のバイナンス取引所のアーニング設定方法は完了となります。
ファイルコインの運用例|Binanceファイナンス
※推定APY=推定年利(%)
バイナンス取引所の「アーニング」にて、ファイルコインを預け入れすることで利息を得ることが可能です。
2021年5月現在では、FIL預入れによる年間利息率は『2.23%』となります。
バイナンス取引所にてファイルコインの運用方法は以下を参照下さいませ。
■ファイルコインマイニングの参加方法
セービング(預け入れ)による資産運用|バイナンス
- セービング(フレキシブル/定期)
- ステーキング(ロック/DeFi)
- アクティビティ
- ローンチ(バイナンス)プール
- 資産運用管理(リキッドスワップ/デュアルセービング)
「ファイナンス」→「バイナンスアーニング」をタップ後に、画面を下にスクロールすると提供しているコンテンツが表示されます。
「バイナンスアーニング(Binance Earning)」という名称で、仮想通貨の預け入れによる資産運用商品を提供しています。
当初はたくさんの商品があり過ぎてやや困惑してしまうユーザーも多いかも知れませんが、筆者が実際に運用で参加している定番のコンテンツについて図解していきます。※セービングとステーキングに参加(セービングアカウントに資産が表示されます。)
もちろんですが、事前に預け入れを希望する通貨を保有しておく必要があります。
セービング(フレキシブル)|Binance
※利息は利用可能なフレキシブルセービングを基にして日々計算・分配されます。小数点8桁以下の利息は切り捨て
※利息計算は2日目から開始(毎日UTC23:50-00:10の間は登録の為に閉鎖)
※いつでも出金(償還)が可能なプランとなります。
- 「フレキシブル購入」をタップ
- もしくは、「詳細」をタップ
■商品の選択へ
- Est APY:年間利率
- 1,000枚あたりに得られえる枚数
- 「~すべて拡張」:その他のフレキシブル商品の確認が可能
- 希望の商品にて「振替」をタップ
■運用情報の入力
- 登録量:セービング数量を入力 ※最大で利用可能な資産すべて設定が可能
- 合意書にチェック
- 「振替が確認されました」をタップ
※「申請数:申込可能な数量」・「実行日:資産運用開始日」
以上でバイナンス取引所の「セービング(フレキシブル)」の運用設定は完了となります。
セービング(定期)|Binance
フレキシブルプランより高利率になっています。
※利息は利用可能なフレキシブルセービングを基にして日々計算・分配されます。小数点8桁以下の利息は切り捨て
※利息計算は2日目から開始(毎日UTC23:50-00:10の間は登録の為に閉鎖)
※定期(ロック)満了後に、フレキシブル(償還自由)プランに自動移行も可能
※定期(ロック)期間中でも、フレキシブル(償還自由)モードに移行が可能
ご利用したい定期セービングの「振替」をタップします。
■運用情報の入力
- アクティビティ期間:ロック期間を設定
- ロット量:ロットサイズの入力
- フレキシブル預金自動更新:チェックは任意
- 合意書にチェック
- 「振替が確認されました」をタップ
「フレキシブル預金自動更新」にチェックを付けるとは、【定期(ロック)期間終了後に自動的にフレキシブル(出金自由)モード】に移行するので、定期完了日を忘れてしまってもフレキシブルモードで運用が継続となります。
ステーキング(ロック)|Binance
※ステーキング資産額は最小~最大数量の設定があります。
※償還期間:固定(ロック)期間後にウォレットに戻る期間
※セービングと異なり毎日配当は発生しない
※ロック期間が長期であれば年利が高くなる
※早期解約(償還)も可能
ロックステーキングをしたい通貨の「固定する」をタップします。
■運用情報の入力
- 固定(ロック)期間の選択
- 固定額:ステーキング数量の入力
- 同意書にチェック
- 「購入確認」をタップ
その他の貸出(預け入れ)プラン|Binance
バイナンス取引所にはその他にも、預け入れによる仮想通貨の資産運用が可能です。
■DeFiステーキング
DeFiとは?
DeFi(分散型金融)は、ブロックチェーン業界で盛り上がりを見せている最新のトレンドだ。DeFi領域には次々と新たなプロジェクトが誕生し、その勢いを増している。
DeFiプロトコルにロックされている資産の総額を表し、DeFi市場の規模を表す指標のひとつと考えられているTVL(Total Value Locked)は、記事執筆時では約78億ドル(約8200億円)を超え、右肩上がりに増加している。
DeFiとは、パブリックブロックチェーン上に構築された分散型の金融エコシステムのことを指す。一般的にはイーサリアム上に構築されたプロトコルやアプリ群を意味し、これらは全てスマートコントラクトによって稼働している。
DeFiエコシステムでは中央集権的な管理主体の影響が非常に小さく、居住地や経済状況にかかわらず誰でもアクセスが可能。この点は自国内でしか口座を作成できない既存の金融サービスと一線を画すため、金融のあり方を一変させる可能性があるのでは、という見方もある。
※参照元:https://coinpost.jp/
ここ最近何かと話題になっているDeFi(分散型)です。従来の中央集権的な管理・権限を介さずスマートコントラクトによってすべて自動契約が可能となります。
■アクティビティ
■ローンチプール
貸出(預入)している資産を確認する方法|Binance
上記のページが表示されない場合は、
- 「ウォレット」をタップ
- 「セービング資産」をタップ
■セービングアカウント内の資産を確認
- 貸出可能なコンテンツが表示
- 貸出商品の種類が表示
- 現在の貸出中の資産履歴が表示
- オペレーション:償還(ロック解除)操作が可能
アクションの「履歴」をタップすることで、貸出資産に関する利息や契約した履歴を確認することが可能です。
■資産履歴の確認が可能
- 配当の利益
- 貸出の実行日や資産額の確認
- 配当されている通貨
など、セービングに関する資産状況を確認することが可能です。
バイナンス取引所の関連記事
2020年は「ステーキング元年」と呼ばれ、マイニングに代わりトレンドになる予想です。
ステーキングは、保有している資産を預け入れすることで仮想通貨の資産を増やす事が可能になります。
バイナンス取引所でも、仮想通貨の預入れによるレンディングやステーキングによる利息・配当サービスを開始しておりますので、是非一度利用をしてみて下さい。
※以下、関連記事
■ステーキングとは?イーサリアムの例
■預け入れによる資産運用(参考記事)