ディナーコインのプロジェクトは、UAE(アラブ首長国連邦)を拠点に、『仮想通貨×人工知能(AI)×プラットフォーム』を組み合わせた事業の実現を目指しています。
そして経済・人口成長率が大きく推移しているイスラム諸国にて、イスラム法(シャリーア)に沿った金融・経済サービスを、仮想通貨・ブロックチェーンを軸に展開していくことを目的としています。
それでは今回は、UAE発のディナーコインについて、
- プロジェクト内容
- ICOセール概要や買い方
- ネットの評判や噂
など、ホワイトペーパーを参考に解説していきます。
【公式情報】
目次
ディナーコインとは?
<UAEとは?|特徴>
急激な経済発展を遂げるイスラム諸国の中でもUAEは、
- 2020年「Expo2020(ドバイ万博)」の開催が決定
- 観光客数は年々増加の一途
- 観光産業で3.3兆円の経済効果
- 年間の観光客数1.500万人(2017年度)
- 不動産投資で人気のエリア(ドバイ)
- 充実したインフラ整備(世界第二位とも言われる)
- 所得水準が高い(平均世帯所得2.000万円)
など、国際的な金融センターの拠点でもあり、海外の金融機関なども多数オフィスを構えるエリアとなっています。
まさにUAEは、石油産業への依存から脱却に成功したモデルケースであり、今や金融・IT・物流・観光などの中東のハブ地としてうまく機能しています。
しかし世界の約25%が信仰すると言われるイスラム教徒(ムスリム)には、独自のルールである「シャリーア(Shariah)」と呼ばれる戒律があるそうです。(筆者はあまり詳しくありません。間違いがあればご指摘ください。)
我々日本人に馴染みがあるイスラム教とは、
- 豚肉の禁止
- 女性の服装(肌を見せない)
- ギャンブルの禁止
- アルコールの禁止
などが挙げられますが、その他にも経済・金融にも実は適用されているルールがあります。
例えば、
- 金利を用いないこと
- イスラム法に反する事業への資金提供禁止
- 先物取引やヘッジファンド不可
- 不確実性の高い取引禁止
など、イスラム圏では「商売は美徳」とされていますが、企業理念や行動がシャリーアに適しているかなどの諮問委員会などがあるそうです。
そこで今回のディナーコインのプロジェクトは、規制や独自のルールによる締め付けが厳しいと言われるイスラム法(シャーリア)の中で、ブロックチェーンによって開発されたサービス提供を行うことで、新しい経済圏の構築を考えているそうです。
しかし保守派の間では、「暗号通貨は投機性が高く実体が乏しい。」ということで、懐疑的に見ている派閥もあるようですが、ドバイ政府主導で独自の仮想通貨「EM CASH」のプロジェクトが2017年10月に発表されました。
運営元について
ディナーコインのプロジェクトメンバーは、イスラム教徒(ムスリム)をおもなマーケットにしている為、中東エリアで活躍する経済・金融・法律のエキスパートたちで構成されています。
パートナー企業について
ディナーコインのプロジェクトを支えるメインパートナー企業が、
- アルハンダルグループ
- エミレーツ航空
上記の二社となっております。
アルハンダルグループ
会社紹介動画(3:24)
年間40兆円の売上高をほこる「Al Handal(アルハンダルグループ)」は、UAEやイラクを中心に、金融・石油・ガス・電力・不動産など多岐にわたって事業を展開する大手企業のようです。
同社の会長職であるMr.Wadeea Noori Ayyed Al Handal氏が、ディナーコインの創業者メンバーの一人です。また同氏は、2005年にイラクで投資銀行を設立するなど、イスラム金融のエキスパートとも言われています。
エミレーツ航空
航空会社の格付け調査で、度々上位にランクインする「エミレーツ航空」です。富裕層ご用達で、155以上の都市に就航する世界最大規模の航空会社として知られていますよね。
Al Handal(アルハンダルグループ)が、エミレーツ航空の営業権保有・マーケティングを手掛けているという事で、今回ディナーコインのパートナー企業となっています。
またディナーコインのチームメンバーに、エミレーツ航空の執行役員2名が参加を表明しているそうです。
【ディナーコインのエミレーツ航空導入計画】
そしてエミレーツ航空の
- 物流システム
- マイレージポイント
などに、ディナーコインの採用を計画する方向で話が進んでいるようです。
プロジェクト内容
ディナーコインの取引プラットフォーム内に、
- 物流システム
- 金融サービス(投資)
- イスラム保険
- 教育費用の積立
- 小口決済用のアプリ
など、多岐にわたるサービスを提供していく計画です。
一般的にもよく言われることですが、「AI×ブロックチェーン」を融合させることで、
- データの改ざん防止
- 高い透明性
- 業務の効率化
- 決済の利便性向上
など、幅広く経済を活性化させることが出来ると考えられています。そしてディナーコインでは、あくまでもイスラム法に沿った「使いやすいトークン」の新しい経済圏の構築を目指しています。
例えば物流システムにおいては、多数の仲介業者によって商品・材料の価格が高騰し、産地偽装などのリスクが生じます。
しかしブロックチェーンを活用することで、産地から仲介業者のルートが透明化され、AI(人工知能)を用いることで、
- 配送ルートの最適化
- 需要予測
- 人手不足の解消
など、既存で抱える問題を解決することを目標にしています。
2018年度に上場するICO銘柄が、価格上昇に転じない要因の一つに、実需ないことが良く言われます。つまりコイン価格が上昇に繋がる為には、通貨としての本当の意味である『決済』として利用されてこそですよね。
ICOプロジェクトに参加する際は、既存の事業の問題を解決する将来性・可能性、そして決済として利用されるに値するサービス・事業であるかが重要です。
プラットフォームの概要
ディナーコインのメイン事業であるプラットフォームは、
- 仮想通貨資産「XDI-A」
- サービス支払い通貨「XDI-B」
※ディナーコインのシンボル:XDI
大きく分けて2つの要素から構成される予定です。
いずれもイスラムの教え(シャリーア)に沿って、金融・経済活動の新しい基軸通貨としての導入を考えています。
XDI-Aとは?|ディナーコイン
「XDI-A」は、提供するプラットフォームの入り口となる通貨で、法定通貨により購入することが可能です。つまり買いオーダーが続き保有する層が増えれば、通常の仮想通貨と同じく、価格が上場する要因になる通貨を指します。
こちらは専用ウォレットを用いて管理し、キャピタルゲイン(=売却益)を狙うことが可能です。
XDI-Bとは?|ディナーコイン
「XDI-B」は、プロジェクトチームが提供するプラットフォーム(おもに消費者向けのサービス)内で、個々の取引・決済に利用される通貨を指します。
こちらはおもに決済として利用する為、価格変動が激しいとユーザーにとっては使い勝手があまり良くありません。これは一般的に『暗号通貨は決済に向かない』と言われる現時点でのデメリットですよね。
しかし「XDI-B」は、ドルペッグ制の固定相場に近い通貨制度を導入する為、大きな価格変動が起こらない仕組みを採用します。つまり「自国通貨」にとって代わる通貨として認識される計画で進んでいます。※ドルペッグ制とは、「基軸通貨」である米ドルと連動させることで、自国通貨の為替変動リスクを抑えるのが狙いがあります。
まとめ
現在、「XDI-A/XDI-B」の導入を計画している国家は、
- UAE
- バーレーン
- カタール
- サウジアラビア
など始めとした、イスラム教徒(ムスリム)が大多数を占め、またはドルペッグ制を採用するイスラム圏の12カ国を対象としています。
しかしいずれにしても、ユーザーにとって必要なサービスを提供することで初めて、通貨としての価値が生まれ・決済として利用されます。
ICOセール参加者は、このプロジェクトの可能性に投資・投機を行う投資家となりますので、余剰資金・自己責任で参加されることをオススメ致します。
ICOセール概要
<トークン概要>
- 通貨名:ディナーコイン
- シンボル:XDI
- 総発行枚数:1,000億枚
- セール枚数:350億枚
- 仕様:ERC20
今後は、次世代のブロックチェーンである「キューブチェーン」をベースに発行するそうです。※キューブチェーンは、BTC比較で6.428倍の処理速度になるそうです。
<セール期間>
- 1stセール:2018年9月21日
- 2ndセール:2018年10月11日
- 3rdセール:2018年11月1日
<交換枚数>
- 1stセール:100,000XDI
- 2ndセール:75,000XDI
- 3rdセール:54,250XDI
※1ETHあたりの枚数
<ロードマップ>
- 2018年4月 ホワイトペーパー完成
- 2018年7月 関係者販売開始
- 2018年8月 AIシステムの研究や開発
- 2018年9月 公式セール開始
- 2018年11月 取引所への上場
買い方|DinarCoin
【今後のスケジュール予定】
- トークン配布時期:10~11月頃
- 上場時期:12月初旬~中旬
- 第一弾の取引所:BXM(マレーシア)
【トークン追加情報(MyEtherWallet)】
↑利用方法は上記をクリック↑
- トークンアドレス:0xA4dFA7A7754ED1b8DC9fd0885E9c7dBB4b8c8819
- シンボル:XDI
- ケタ数:18
ネットの評判や噂
ディナーコインに対するネットの評判は、
- 購入経路によって購入トークン数が異なる
- 大手取引所に上場予定?
- 公式SNSが見つかない?(必須という訳では有りませんが・・・)
など、海外発のICOプロジェクトの為、日本国内では販売する方々の投稿が多く、噂はほとんどありませんでした。
一点気になったのが、「バイナンス上場?」という表現がありましたが、バイナンス取引所では『事前に上場する銘柄の漏洩が発覚した場合は、上場延期になる』というルールが設けられているので、バイナンスへの上場は考えられにくいですね。販売店による一種の買い煽りの可能性があります。
また発行枚数が1.000億枚ですので、この枚数のままですと、大きな価格上昇は考えにくいですよね。※ただし上場前にバーン(発行枚数の調整)を実施し、1枚あたりの価値を高めれば価格上昇の可能性に繋がります。
あとがき|ディナーコイン
いかがでしたか?
中東エリアの人気都市ドバイでは、すでにブロックチェーン・AI・Iotなどの最先端テクノロジーを駆使したサービスがどんどんと展開されています。
.@HHShkMohd: Today, we launched the ‘Emirates Blockchain Strategy.’ Within a three-year period, 50% of government systems will adopt the blockchain technology. This will help save 398 million printed documents & 77 million work hours annually. #UAE pic.twitter.com/zItJARy8t0
— Dubai Media Office (@DXBMediaOffice) 2018年4月11日
例えばドバイ行政のシステムに、今後3年以内にブロックチェーン技術を採用し、
- 年間3.98億枚の印刷用紙が不要
- 年間7.700万時間の時間削減
などが可能になるという発表がされていました。
日本より格段にブロックチェーン技術や仮想通貨に対する認知度が高まっている証ではないでしょうか?
今回のディナーコインのプロジェクトも、イスラム圏をマーケットにした事業へと成長することを期待したいですよね。
ただしICOプロジェクトへの投資・投機は、あくまでも余剰資金と自己責任で参加されることをオススメ致します。
今回は、UAE発のディナーコインについて、
- プロジェクト内容
- ICOセール概要や買い方
- ネットの評判や噂
など、ホワイトペーパーを参考に解説しました。
2018年開催ICOプロジェクト
参考元 http://lifehack-sein.com/
こちらの記事を読まれた方は、下記も参考にされています。
公式LINE@仮想通貨など投資仲間募集中
上記をクリック↑↑
ブログでは公開できない内容・裏情報など、仮想通貨・ICOに関する内容を不定期で配信しています。
友だち追加の方法は、
- 上記バナーをクリック
- LINE ID検索「@176npczt」
質問・相談なども受付していますので、よろしくお願いいたします。